コンピュータ以外のことを話すビル・ゲイツ氏を見たことがありますか?
マイクロソフトの創設者は、地球上の重大な問題解決に向けた新しい慈善活動を展開しています。
今回紹介するのは「蚊、マラリア、教育」について。ビル・ゲイツ氏の情熱的なプレゼンをご紹介しましょう。
蚊とマラリアについて
マラリアは先進国では滅多にかかりませんが、赤道周辺国では死亡率が高い病気の一つです。
マラリアの撲滅策について明確な答えを提示するゲイツ氏。
少しずつの対策ではマラリアも進化するので、一気に撲滅しなければ意味がありません。
ではどれだけの費用が必要か?
薄毛対策のカツラの総額と同等の費用をかければ解決できます。
裕福な国の政府、製薬会社、数学者、社会学者などが力を合わせれば必ず解決できる問題なのです。
アメリカの教育について
アメリカの教育が深刻であることをゲイツ氏は数字を使って説明します。
高校生の3割が中退していること。
国を引っ張る上位20%の学生の学力も低下していること。
この問題を解決するためには、やはり数字によって教育の質を向上すべきです。
KIPPのように教員のデータを数値化し、良い授業の講師の授業を徹底的に分析する方法が効果的です。
アメリカの国づくりに最も重要な教育にもっと力を入れるべきだと強く主張しています。
ゲイツ氏の主張はシンプルです。
解決できない問題なんかない。
解決の糸口は数字である。
ゲイツ氏の根源が垣間見えるプレゼンでした。
【感想】数字や例えでグッと観客を引き込む
ゲイツ氏のプレゼンには学ぶべきポイントが沢山あります。
カツラなどユーモアあふれる例えで観客を笑わせ、同時に数字によって説得力をつける。
一つ一つの言葉に熱を感じましたが、数字という客観的な指標が加わることで非常に論理的に聞こえっました。
情熱と冷静さをバランスよく組み合わせて観客を魅了していく。勉強になるプレゼンでした。
動画情報
約20分の動画になります。日本語字幕もあるので、ぜひご覧くださいませ。
[1分TED]について
「TEDを見たいけど、英語が苦手。」
「10分は少し長い、見る時間がない。」
そんな声から、1分間で動画の魅力がわかるTED紹介、略して[1分TED]は始まりました。この記事を読んで、少しでもTEDの楽しさや面白さが沢山の人に伝わればと思っています。
NHKでも毎週月曜、夜11時から放送されていますので、ぜひご覧いませ。
スーパープレゼンテーション|Eテレ NHKオンラインそれでは、これからも楽しいTEDライフを!
@3_wa