就活生の皆さん、就職活動楽しんでますか?
「一通り企業説明会を回ったけど、これだけで十分なのか・・・」
「最近、就活熱が下がってきてて・・・」
「どうしても入りたい企業ができたけど、今から何をすれば・・・」
こんな悩みを抱えている就活生の皆さん、、、OB訪問しましょう!
OB訪問するメリットを紹介します!
私が就活をしていたころ、12月までに面接10連敗した後、最終的に大手企業7社内定を頂けたは他でもないOB訪問のおかげです。私はOB訪問が大好きで、2~3月はほとんど毎日企業の方を訪ねていました。
12月中旬から数えて80回近くOB訪問しましたが、私なりに感じた4つのメリット(=私が何度も繰り返した理由)を紹介します。
1.説明会以外のリアルな情報を掴む
OB訪問して得られる情報は非常に幅広いです。
パンフレットや説明会では紹介されない情報を掴む最高のチャンスです。
どんな情報があるか、いくつか例を挙げましょう。
仕事のやりがい/醍醐味
人によってやりがいを感じる瞬間は違うもの。
だからこそ、できるだけ多くの方の奮闘記を聴きたいと思いました。特に勤務歴10年を越える方は、話を聞くだけで涙が出るようなストーリーを持っていたりします。
オンリーワンの物語が聞ける。
人生に触れることが出来る。
これが毎回本当に楽しみでした。
働く環境/会社のカルチャー
百聞は一見にしかず。
オフィスを訪ね、社食を頂くだけでも働くイメージは膨らむものです。
また同じ会社の複数人にお話を聞くと、ある共通項が見えてきます。それが会社のカルチャーであり、自分と合うかどうか良い判断材料になるでしょう。
ちなみに、私は志望度の低い企業の方にも積極的に話を伺いにいきました。思いのほか相性が良くてビックリしたこともありましたが、逆に志望度が高かったのになぜかしっくり来ない企業もありました。
会社の雰囲気を掴み、ミスマッチを事前に防ぐのも大切なことです。
他社・他業種との比較
絶対知っているはずです。
現場にいる方であれば、普段の仕事において常に他社との差別化を意識するもの。どんなに優秀な友人(大学生)がいたとしても、日々他社との競争に挑む社会人の方以上に、具体的な情報をくれることはないでしょう。
異なる部署の方の意見を聞くことも効果的です。特にバックオフィスの仕事をされている方のお話を聞くと、企業や業界を多面的に捉えることが出来ます。
一歩踏み込んだ業界研究、企業研究が可能になるのです。
企業・業界の欠点
説明会やパンフレットは基本的に企業の良い面が強調されています。
一方、企業の悪い面や欠点を知る手段は限られます。企業の悪い面を知っているのは、間違いなくその企業で働いている人です。自社の欠点が一つも言えない社員はまずいないでしょう。
しかし、聞くときは注意が必要です。
『会社図鑑』などであらかじめイメージを掴んでおき、相手をよく観察し、失礼のないように聴くことを心掛けましょう。
OB訪問の大きな魅力は「ギャップが埋まる」ことです。説明会やパンフレットではどうしても読み取れない不安な情報。生の声を聞きながら不安を一つ一つ消して、自分だけのとっておきの情報を掴みましょう。
2.モチベーションをあげる
OB訪問は灯油です。
就活の火が消えそうなとき、悩んだり凹んだりしたときほど、私は積極的にOB訪問をしました。OB訪問後はだいたいモチベーションがあがります。
例えば、受付のお姉さんが綺麗でやる気が出た・・・のも事実ですが、ここではそれ以外にやる気のスイッチが入った3つのことを紹介します。
ロールモデルが見つかる
目標となる人が見つかります。
こうなりたいというモデルが見つかることは、就活の先にある社会に出てからも非常に役立ちます。
仕事に専念しながら、家庭を大事に、ボランティアも行う先輩もいます。諦めていた選択肢が復活することもあるでしょう。
受付のお姉さんがきれいで、やる気が出たことは内緒です。
OB訪問したという満足感
ちょっと得した気分、少しだけ成長したような感覚があります。(実際は分からないけど・・・。)
面接のときにも自信になります。
社会人になりたい欲が上がる
働くことに対しての意識も高まります。
すでに社会に出ている先輩は、自身の成果によって報酬を得るという活動をしている方ばかりです。就職活動では、これまでの「サービスを受ける側」から「働いて価値を提供する側」へ意識を切り替えていく必要があります。
この「働く」という意識への切り替えのために、いちばんの近道は実際に働いている人の考え方や意識を吸収することです。意識の違いは、面接での受け答えで「圧倒的な差」となります。
社会に価値を出すやりがいや、仕事の厳しさについて多くの「社会人の先輩」からたくさんの話を聞くことで、ビジネスパーソンの考え方に、みなさんの意識を切り替えていきましょう。
OB訪問することで、「社会人に近づく」ことができます。目指したい目標が明確になっていき、サービスを受ける側から働く側に意識がスイッチしていく。この意識の変化は単に面接のみならず、就活終了後も非常に役立ちます。
3.内定率をあげる
正直に、告白します。
私のメインの目的はこれです。
OB訪問をすると、内定率が上がる。私はこう信じています。
実際に、OB訪問する前は全部の企業の採用に落ちて100回OB訪問した後はいくつも内定をいただけたので、これは信じて良いかと。4つほど内定率が上がったと思ったことをお伝えします。
「大人」と話す雰囲気になれた
訪問の約束をするところから、実際に初めて会って、会話をするという全てのプロセスが、敬語やビジネスマナーを意識したコミュニケーションに慣れていく貴重な機会になります。
面接でも自信がつきました。
志望動機や長所の見せ方の参考材料を集まった
少なくともその人は内定した人です。
実際に選考をクリアした社員の方に商社就活について聞くことは、最も有効な選考対策になります。
また商社で働いている方は、就職活動の際に複数の商社を受けている可能性が高いですので、その人なりの各総合商社の特徴を聞いてみることもできます。
そして社員は選考する側でもあり、実際に面接官を経験したことがある社員の方に遭遇する可能性もあるでしょう。
面接の練習やESの添削までしてもらえた
特に年次が若い職員の方はすごく協力してもらえることが多かったです。
採用に繋がる企業もあった
これも注意です。逆にオープンにしている企業に関しては、「なぜしなかったのか?」という逆の視点が入ります。
私のOB訪問の最大の目的は「自分の武器を磨く」ことでした。話すうちにコミュニケーション能力が上がり、自分の志望動機や自己PRをブラッシュアップすることもできます。また、「足を動かして情報を取りに行く行動力」というポイントも加わります。
4.ネットワークを作る
最後になりますが、OB訪問に限らず、就活中のネットワークは社会人になってからも生きてきます。
私も就活時代、一番熱心にOB訪問に対応していただいた方はいまだに連絡を取っています。
その方は全く別の業界に勤めている方がですが、お会いするたびに嬉しい刺激を頂いています。
社会人のロールモデルとなる方との出会いはきっと人生を豊かにしてくれるでしょう。
新しい素敵な出会いに飢えているのは、就活生の皆さんだけではないのです。
OB訪問は「人生を変える出会いの場」にもなります。少なくとも私の場合はそうでした。目標となる人物も、一緒に夢を叶えたいと思える先輩も見つかりました。
今回のカギ
いかがだったでしょうか?
OB訪問したくなりましたか?
最後に強調したいのは、OB訪問は就活生の特権だということです。
OB訪問しなくても大丈夫。ただし、OB訪問したほうが就活が楽しくなります。
有名な企業の方はそう簡単にはお会いしてくれません。しかし、「就活生です」というだけで会っていただけるのですが、こんなチャンスはないでしょう。
また、私は見たものしか信じない性格なので、実際に企業の方の生の声を聴けたことは、最後の企業選びの段階で非常に役立ちました。
この記事が少しでも就活生の方の役に立てたら幸いです。
4月まで残りあと1カ月、頑張ってください!!
OB訪問は「就活生の特権」であり、就活を楽しむ一つの手段。活動の目的は大きく分けると4つ。