「プログラミングの世界は民主主義」
と聞いてすぐ納得できますか?実はプログラミングの考え方は、様々な場面で応用が利くのです。
今回はシリコンバレーの教祖とも呼ばれたクレイ・シャーキーさんが考える、インターネットによる新しい社会の作り方をご紹介しましょう。
給食ブログの閉鎖から学ぶこと
マーサ・ペインは9歳の女の子。『ネバー・セカンド』というブログを立ち上げ、毎日の給食の写真を公開して点数をつけていました。
給食メニューに悪い点数とつけたことがキッカケとなり、校長から禁止命令が出て中止になりましたが、読者からの非難が飛び交い、すぐに撤回されました。
この事件はネット上での意見やコメントが実世界にどう反映されるのか考える大きな機会となりました。
オープンでスピード溢れるネット上の議論
マーサのエピソードの中には、インターネットの可能性が秘められています。
これまで印刷物にはない、オープンでスピード溢れる議論がインターネット場で行われているのです。世界中の人が自由に参加し、驚くほどのスピードで意見が積み重なっていくインターネットは議論に役立つツールなのです。
さらにプログラミングの世界では、議論のルールまで簡単に作り上げてしまいます。みんなでルールを決めるオープンソースなメディアラボ。これが民主主義へとつながるのです。
民主主義への応用
プログラミングはルールに沿って書くものですが、ルール自体をつくるプログラミングも存在します。
LinuxやGitHubが有名ですが、みんながプログラミングのコードを公開しあうことでルールはどんどん磨きがかかっています。特に面白いのは、作成するときの思考や実際の過程が見えるのは非常に面白いです。
これを法律作りに応用したらどうでしょう?作成過程を公開し、みんなの意見集めながらまとめていく。沢山の議論の中で磨かれた知識はきっと素晴らしいモノになるでしょう。
もっと大規模に、もっと低コストで。プログラマーたちが考えている理想は、まさに民主主義な社会の作り方とそっくりなのです。
今回のカギ
この動画は面白いです!正直一回目に見たときはよくわからなかったのですが、自分が昔書いたコードを思い出しながら見るとストンと腑に落ちる内容でした。
■もっとインターネットの力を活用しよう!
です。 そのためにも私たちも更にオープンな企業がやってくれる人がいる?。
動画情報
クレイ・シャーキー 「インターネットが (いつの日か) 政治を変える」
Clay Shirky: How the Internet will (one day) transform government
※iPhone/Android等スマートフォンからはこちらの動画をご覧下さい↓
@_wa
[1分TED]について
「TEDを見たいけど、英語が苦手。」
「10分は少し長い、見る時間がない。」
そんな声から、1分間で動画の魅力がわかるTED紹介、略して[1分TED]は始まりました。この記事を読んで、少しでもTEDの楽しさや面白さが沢山の人に伝わればと思っています。
NHKでも毎週月曜、夜11時から放送されていますので、ぜひご覧いませ。
スーパープレゼンテーション|Eテレ NHKオンラインそれでは、これからも楽しいTEDライフを!
@3_wa