これはビッグニュースです。
みんな大好きオンライン百科事典のWikipediaが、日本語を含む25言語で全文ダウンロードが可能になったようです。
「Wikipedia」全文がOpenZIMファイルでダウンロード可能に、英語版は9.7GB -INTERNET Watchネット系の良質なニュースを提供してくるサイト。いつも参考にさせてもらっています!
特に注目すべきはOpenZIMによるダウンロード。OpenZIMは、Wikimedia Foundationが直接開発している圧縮フォーマットですが、「100ドルPC」で有名なOLPC(One Laptop Per Child)のコンピュータで利用できるようです。
これは今後の国際開発に期待が高まりますね。
Wikipedia×OLPCがすごい3つの理由
せっかくの機会なので、このコラボレーションが教育開発に貢献するであろう3つのポイントを紹介します。
1.圧倒的な情報量と意外と小さいデータ量
Wikipediaといえば、圧倒的な情報量。誰もが自由に投稿できることもあり、その情報量は書店においてある百科事典とは比べ物になりません。
また、英語版を全文(画像なしで)ダウンロードした場合、ファイルサイズは約10GBとのことです。DVDなどと比べればもの驚くほどデータが小さいです(だって百科事典の「全文」ですよ)!
途上国の子どもたちの知的好奇心が満たされることは間違いないでしょう!
2.オフラインでも使えること
途上国の大きな課題の一つがインフラ整備不足。OLPCのようなNGOのおかげでノートPCはドンドン普及していますが、安定したネット回線の確保となるとそうはいきません。
しかし、Wikipediaを一度PCにダウンロードしてしまえばいつでも利用することが可能になります!
Wikipediaからダウンロードする時もテーマを絞ってダウンロードできるようなので、少しのネットインフラさえあれば、誰でもWikipediaを活用することができるのです!
3.無料!!!
これが一番大きなポイントでしょう。途上国では百科事典は富裕層しか持っていないような高級品です。しかし、Wikipediaはそんな百科事典よりもはるかに多い情報が詰まっているにも関わらず無料です!
OLPCのノートパソコンといった最低限のインフラ整備は必要ですが、一度PCに触われる環境が整えば、誰もが莫大な情報にアクセスできるのです!これは素晴らしい!!
以上、記事を書いていて熱くなってしまいましたが、要するに途上国の子どもたちへ、ICTを活用したより良い教育環境の提供が可能になるということです。
まだまだ課題はありますが、それでも子どもの可能性を引き出すような技術にはもっと応援&期待したいです!
@3_wa