文章の怖さを知っていますか?
言葉は時に、人を傷つける凶器になります。
そんな言葉を価値に変え、『書いて生きていく』ことを選んだ上阪徹さん。
プロの文章家が語る、ライターが持つべき心構えをお伝えしましょう。
読み手の相場観
文章を書く上で重要なことは、文章の巧拙の前にキモを外さないことです。
読み手はどんな人達で、何に興味があり、どんなことを面白いと思うのか。
これを具体的にイメージした「相場観」が、読み手に新しい発見を届ける文章を作るポイントです。
読者目線のネタ集め
文章は0から書くことはできません。文章の材料となる「話」が必要です。
材料集めでは、「誰に伝えたいか」を強く意識しましょう。
インタビューの時も、読み手の目線で取材するよう心がけましょう。
「ライターとしてどう聞くか」よりも「読者なら何を聞きたいか」想像することが大切です。
読み手を絞り込む
良い文章を書く秘訣は「誰に」伝えるかをとにかくイメージすることです。
ターゲットを2割に絞ってでも、読者の心に刺さる文章を作りましょう。
深くターゲットを絞った内容ほど、他のターゲットも案外関心を持ってくれるものなのです。
読み手になったつもりで文章を4回は見直し、どれだけ読み手に理解してもらえるかに拘りましょう。
今回のカギ
文章術についての記述は少なかったものの、文章を書く心得がハッキリと描かれていました。一方、取材については具体的な技まで述べられており、すぐに実践できる技術ばかりでした。
■文章は、取材(情報収集)の心得と準備によって差が生まれる
これが1番印象に残った感想(カギ)です。取材をする人はみんな準備をすると思いますが、上阪さんほどきちんと準備をする人は数少ないでしょう。
この「差」がプロの文章家の力であり、誰でも磨くことができる文章のコツなのだと思いました。
@3_wa
他のオススメ本
先日文章術の本を読み、もっと良い文章を書きたいと思うようになりました。文章の基本が分かるオススメの本です。