最近、プレゼンテーションをする機会が増えてきました。
そんなときにいつも考えるのは「どうしたら相手に上手く伝わるか?」です。
どんな言葉を、どんな口調で話したらよいのか?プレゼンテーションや話し方に関する資料を読み返しましたが、最近出版された『伝え方が9割』が予想以上に素晴らしかったのでご紹介を。
ちょっとした工夫で、相手のNOをYESに変えることができる、とっておきの話術をお伝えします!
相手の頭の中を想像し、欲しい言葉を届ける
これが上手く伝えるための極意です。簡単に聞こえますが、これには3つのステップを順番に踏む必要があります。
■1.自分の頭の中をそのままコトバにしない
■2.相手の頭の中を想像する
■3.相手のメリットと一致するお願いをつくる
この中でも重要だと感じたのは、最初のポイント。自分が伝えたい想いが強い時ほど、そのままコトバにし出してしまうのでよく注意しましょう!
NOをYESに変える7つの切り口
では、相手のメリットと一致するお願いとはどんな言葉でしょう?この本の中では7つの切り口が紹介されています。
(1) 相手の好きなこと(例「できたてをご用意しますので」)
(2) 嫌いなこと回避(例「自転車を置くと盗まれますよ」)
(3) 選択の自由(例「デート行くなら、AかBどっちがいい?」)
(4) 認められたい欲(例「あなたしかできない!だからお願い!」)
(5) あなた限定(例「あなただけにお伝えしますが」)
(6) チームワーク化(例:一緒に頑張ろう!」)
(7) 感謝(例「いつもありがとうございます。よろしくお願いします。」)
全部いきなり使いこなすのは難しいですが、会話の中で自分に響いた言葉があったら、このどこに当てはまるか確認してみると良いでしょう!
説得力が生まれる5つの「強いコトバ」
今回の記事では、いつもより多めに「!」を使っていることに気づかれたでしょうか?これも相手に伝えるための立派なテクニックです。
メールでなくても話すときに強弱をつけることはよくあるでしょう。この本の中では説得力が増す「強いコトバ」の5つの型が紹介されています。
(1) サプライズ法(例「そうだ、京都にいこう!」)
(2) ギャップ法(例「100人のうち1人しか知らない」)
(3) 赤裸々法(例「膝がガクガク震えるほど怖かった」)
(4) リピート法(例「できる、絶対にできる!」)
(5) クライマックス法(例「ここだけは覚えてほしい」)
話しが上手い人は自然にできている印象を受けますが、少しずつ意識することで必ず話し方は磨かれます。
この本の著者である佐藤さんはもともと話すのが苦手で、社会人になってから伝え方を一生懸命考えたとのこと。鍛えるのに年齢は関係ないのです。
あたなのコトバは、本当に相手の心へ届いていますか?
もし自信がないのであれば、技術0から3年連続コピーライタイー賞を受賞した佐藤さんの経験を参考に、話す技術を一緒に磨いていきましょう!(←ギャップ法+チームワーク化)
今回のカギ
この本で一番衝撃を受けた言葉はこちらです。
「できたてをご用意いたします。4分ほどお待ち頂けますか?」
「できたて」という相手の好きなことを先頭に持ってきて、「4分」という強調(サプライズ法)で心をガシッと掴む。「少々お待ちください」とは大きな差です。
ブログのタイトルやプレゼンの言葉など、もっと一つ一つの言葉を磨いていこうと思いました。良かったらぜひご一緒に!