何度も読む本とは、自分を映し出す鏡のような存在である。#8Books

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8books 2013
photo credit: the bbp via photopin cc

昨日、「読書のやる気を出す記事」を書いて、見事に本を読みたくなってきた@3_waです。なんて単純な生き物なんでしょう。

さて、何を読もうかワクワクしていたときに、ふと気になった記事のことを思い出しました。それがこちらの記事。

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るうの何度も読んできた本たち #8Books | るうマニア

この企画、乗ってみましょう。

 

何度も読む本とは?

「何度も読む本」ってあまりありません。

「好きな本」や「役に立った本」はむしろ一回しか読んだことのない本ばかりです。例えば『7つの習慣』は世の中の誰もが認める名著であることに異論はないかと思いますが、「何度も読む本」かと言われると、そうでもないのです。

「何度も読む本」には、思い出があります。それは本を読んだ時の気持ちの変化ではなく、本を読んで実際に起こった行動の変化の記憶です。自分を良い方向に導いてくれた本には、友情にも近い感情が芽生え、気が付けばいつも傍に置いています。

これから紹介する8冊の本は、全て私の「行動」に繋がった本。少し恥ずかしさもありますが、パッと頭に浮かんだ本を順番(=ほぼ時系列順)にご紹介します。

 

竜馬がゆく

中学生の頃、はじめて読んだ長編小説です。夏休みが来るたびに読み返し、気が付けば3年連続で読書感想文のテーマにしていました。

それ自体も良い思い出でしたが、読むたびに行動が変化していきました。野球部の部長になり、生徒会長になったのは、竜馬への憧れが大きな理由でした。いつか息子が生まれたときには、必ず読んでもらいたい、大好きな本です。

 

運命の劇場

高校の時にハマった落合信彦シリーズ。どうしてハマったのかはサッパリ覚えていませんが、世界を舞台に勝負する日本人たちの姿から刺激をもらいました。

東京の大学に進学しようと思ったのも、海外で働くために英語を勉強しようと思ったのも、この本がキッカケでした。

 

今、会いにゆきます

一目ぼれでした。

本で出会った女性を好きになったのは、これが初めてであり、おそらくラストです。映画化されたときは野球部のみんなを誘って、映画館で号泣しました。

書いてて恥ずかしくなってきましたが、今もたまに読み返したくなる恋愛小説です。

 

裸でも生きる

一目ぼれでした。

それは恋愛感情とは全く異なる、尊敬の気持ちでした。マザーハウスの社長、山口さんの真っ直ぐな生き方に感銘を受け、そのままお店に直行。そこで出会った副社長の山崎さんやスタッフの皆さんの生き方に更に感銘を受け、その場でインターンを申し出ました。

その結果、大学生活の中で最も密度の濃い毎日が始まりました。お店づくり、イベント企画、在庫管理、バッグづくり、どれも最高の思い出です。

 

前へ!前へ!前へ!

先ほどの本を読んで始まったマザーハウスのインターン。インターンの終わりに出会ったのは2人の大学生でした。当時20歳だったアツは、私に「夢」のありかを教えてくれました。

いつしか「アジア最貧国ドラゴン桜」と呼ばれるようになった夢。夢は、まだまだ続いています。

 

WEBで学ぶ

これから教育ってどう変化していくんだろう?

仕事でもプライベートでも教育に携わるようになってから、未来の教育のカタチが気になるようになりました。そんな時に光を見せてくれた本がこの一冊。「Open Education」が作り出す未来の教育は、今読んでもワクワクしてきます。

先日、光栄なことに、著者の飯吉先生にOpen Educationのセミナーの講師に呼んでいただきました。この本との出会いがなければ、きっとこんな縁は生まれなかったしょう。

 

C言語すら知らなかった私がたった2か月でiPhoneアプリをリリースするためにやったこと

もう一つ素敵な縁を。

こちらも大阪で勤務しなければ生まれなかった縁です。iPhoneセミナーに参加し、講師だったれいさんの本を読み、気が付けばiPhoneアプリ開発に夢中になりました。

iPhoneアプリやブログの魅力もれいさんの本から学び、気が付けば毎日ブログを書くようになりました。社会人になってここまで楽しい経験ができたのは、この本に出会えたおかげです。

 

愛するということ

「愛するということは、技術である」

この言葉は一生忘れません。そしてぜひとも行動にしていきたい言葉です。恋愛だけでなく、周りにいる人たちとどう付き合っていくか、そのヒントがこの本の中にいっぱい詰まっています。

この本を読むたびにちょっと後悔するのですが、それでも読みたくなるのは、きっと成りたい自分の姿を描くことができるからだと思います。

 

今回のカギ

こうやって8冊の並べてみると、自分の姿が何となく見えてきます。まるで鏡のように、普段は見えない自分を教えてくれます。

過去の自分を見せてくれることもあれば、成りたい自分の姿を見せてくれることもあります。読み返す度に時間を超えた自分に出会えるからこそ、「何度も読む」のでしょう。

最後に一つだけ、嘘をついた謝罪を。

「何度も読む本」と聞いて最初に頭をよぎったのは、今回紹介した本ではなく、「マンガ」がほとんどでした。以前おススメマンガの記事を書きましたが、これまでの人生、マンガに左右されることが多かった気がします。

「マンガ」って本当に何度も読みたくなりますよね。文字よりも読みやすいからではなく、別の力が働いているからだと最近思うようになったのですが、それはまたの機会に。

以上、私の行動を変えてきた8冊の本。いかがだったでしょうか?

もし良かったら、皆さんの #8Books もぜひ教えて下さい!

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