【問】「つまらない」の対義語を答えよ。(私が書評を書けなくなった理由)

SPONSORED LINK
The meaning of tsumaranai

「お前の書評って“つまんない”よね。」

[email protected]_waです。

しかし、“面白い”書評を書きたくてもどんな書き方をすれば良いか分からない・・・。1ヶ月近く悩み続けてきましたが、ようやく出口が見えてきたのでお伝えします。

 

書評が全く書けなくなってしまった4月

4月のはじめ、私は1週間に1本書評を書くことを目標にしました。しかし、最初の課題図書『ウェブで学ぶ』の書評を書こうとしてもなかなか書けなかったのです。

「大好きな本だから、しっかりした書評を書かないと。」
「はじめて読んだ人にも本の魅力が伝わるように丁寧に書こう。」
「誰もが面白いと思ってくれるうような書評を書こう。」

どれも私が書評を書く上で心がけようとしたことですが、これらを意識すればするほど、書評が書けなくなってしまいました。

そしてようやく気がついたのです。前提が間違っていたのだと。

 

私の3つの勘違い

上で紹介した3つの心構え。今思い出すと恥ずかしいくらい目指すべき方向がずれていたと思います。

それでは、私がいかに間違っていたのかご紹介します。

1. 書評は文字数ではなく、主張で価値が決まる。

しっかりした書評を書きたい。こう考えたときに、真っ先に心がけたのが文字数の改善でした。1000字の書評ではなく5000字の書評を書きたい。こう思ったのです。

当然ですが、5000字書けば相当の情報を入れることができます。本の内容を網羅し、自分で調べた周辺知識を存分に入れることもできます。実際、『ウェブで学ぶ』について書いた未公開の記事原稿は6000字超でしたが・・・何度読み返しても面白くなかったのです。

「何を結局伝えたいのか?」

自分の渾身の記事を読み返す度に同じ壁にぶつかりました。そして書評は文字数ではなく筆者自身の主張で面白さが決まることに気がついたのです。

これは本当に大きな気づきでした。

2. 本の魅力は伝わらない。

合計文字数80000字の本の魅力全てを1000字で伝えることができるか?答えはNOです。私自身雑誌1冊分の記事を寄稿したことがありますので、NOと断言できます。

私は以前、大学受験生向けの現代文の講師として働いていましたが、模擬試験の問題を作ったところ、引用した文章の著者からこんなコメントをもらいました。

私の文章を引用いただき、誠に有り難うございます。しかしながら、「この文章を要約せよ」という問題にはやはり違和感を覚えます。なぜなら、私がこれ以上要約できないと思い、これだけの文章量になったからです。

文章の中のエッセンスのみを抽出することはできます。しかし、主張の中心を補足する文章も本の魅力の一部であり、これを「要約」することはやはりできません。

だから、書評は本の魅力全てを伝えることはできないと理解した上で、必要な箇所のみに絞り、他はあえて削除する勇気が必要なのです。

「丁寧に書く」とは、0から100まで説明することではなく、10%の内容についてで良いから本の魅力の一部をしっかり書ききることだと思ったのです。

 

3. 誰にとっても面白い文章なんて存在しない。

これは私の大好きな「わかったブログ」からヒント(答え)をもらいました。特に参考になったのが、下の2つの記事です。

「おもしろい書評」を書くために必要な7つの知識
文章力とは、この世を生きる力である

特に「文章力」の記事の中で主張されていた「凡庸さは恥」という考えは本当にその通りだと思いました。

一部の人にとって最高だと評価される文章が、他方で最低と評価されることもありえます。だからといって最大公約数を探してどちらにも気に入られるような書き方をすれば、それこそ「つまらない」文章になってしまうでしょう。

だから、「わかったブログ」の言葉を借りるなら書評には個性という歪みが溢れるべきなのです。

これも大きな発見でした。

 

つまらないの対義語は?

本題です。

最初に「前提が間違っていた」と話しましたが、前提とは「つまらない」の言葉の意味です。

私はてっきり「つまらない」の対義語は「面白い」だと思っていたのですが、上の3つの間違いを認めるうちにこの前提がずれていたことに気がつきました。

「つまらない」の対義語は「つまる(詰まる)」

これは頓知ではなく、「詰まる」とは言葉の通り、行動や思考がある時点までたどり着いた(詰んだ)状態を指します。

似たような言葉で「下らない」という言葉がありますが、自分が引いた線(主張)まで相手が下りて来れなかったら、その状態が「つまらない」のです。

だから、たった一人でも「面白い」と響くような書評を書けば、それはきっと「つまらない」文章ではありません。

これこそが私なりに1ヶ月悩んできた答えでした。

 

あとがき

昨日『働きながら、社会を変える。』という本の書評を書きました。こちらも『ウェブで学ぶ』同様、なかなか書評が書けなかった本でした。

私なりの視点を持って、必要な要素以外は削って、主張したいことのみに専念して書く。

まだまだ改善点はありますが、それでも書評の方向性は掴めたような気がします。

4月に失敗した書評の習慣化。この反省を踏まえ、再挑戦してみます。

 

 

@3_wa

SPONSORED LINK
the_meaning_of_tsumaranai.jpg