本物の「化け物」になる方法

SPONSORED LINK
Bakemono

「あなたは化け物ですね」

先日、一回り上の社会人の方からこう言われました。

「化け物」

良くも悪くも聞こえる言葉ですが、その後に「心の底から尊敬します」と言って頂いたので、この場合は褒め言葉です。

さて、ここで問題。

私は一体どうやって「化け物」になったのでしょうか?

「化け物」になるとは?

60時間不眠不休で最高のパフォーマンスを出し続けることです。

もちろんこれは今回のケースであり、人によって「化け物」の定義は異なると思いますが、一流企業で働く大先輩から見ても、最近の私の働き方は「化け物」とのことでした。

では、60時間以上働き続けるコツとは?

正直なところ、自分でもさっぱり分かりません。ほとんどが気力や体力による部分だと思うので、説明したところで何の役にもたたないでしょう。

ただ、一つ役に立つ情報があるとしたら「最高のパフォーマンスを出し続ける」方法です。今回の不眠不休作業の中で、そのコツを見つけた気がするのでご紹介します。

「最高の人」に化ける

これが最高のパフォーマンスを出し続ける、私なりのコツです。

具体的な例を一つ紹介しましょう。

大学生の頃、私は「今でしょ!」で有名な東進ハイスクール林先生のアシスタントをしていました。その時いつも意識していたのが「林先生なら、どう教えるか/応えるか?」でした。

これは社会人として働いていた時も同じでした。尊敬する上司や先輩の働き方を見て真似し、問題に当たった時は先輩に化ける、つまり理想の職員に成りきったつもりで対処しました。

考えてみれば当たり前の工夫でしょう。小学生がプロ野球選手の真似してスイングを覚えるように、最高のモデルに自分を重ねて練習するだけでパフォーマンスは遥かに向上します。

しかし、ここからが本題なのですが、全く新しい問題にぶつかり、しかも誰も取り組んだことのない問題であったら、どうやって対処すれば良いのでしょうか?

「集中する」よりも実践的な「化ける」

「夢中になる」という状態が最もパフォーマンスが高いとよく聞きます。

スポーツをやっている人ならきっと共感するでしょう。「ゾーン」や「無心」など、全神経を一点に集めるような極限状態は、確かに最高のパフォーマンスを生み出します。

ただ、60時間も夢中になれることはまずあり得ません。しかも、やることがいくつもあれば、途中で頭を切り替える必要があり、ここで確実に「夢中」の状態が解けてしまいます。

そこで「夢中になる」の一歩手前にあたる(?)「集中する」状態を継続させるという方法が思いつくのですが・・・これ、メチャクチャ難しいです。

だってそうでしょう。「集中する」ことが大切なのは誰もが知っているはずなのに、実際集中状態を長く継続できる方はごく一部です。

そして今回、何度か集中状態が切れかけた時に、ハッと閃いた方法が「最高の自分に化ける」という方法でした。

「最高の自分」に化ける

やっと本題。

とは言っても、特に細かく説明する内容でもありません。要は「集中する」という不確かで不安定な言葉ではなく、「最高の自分に化ける」という具体的なアクションに繋がる言葉の方が自分を鼓舞しやすかったという話です。

今回のケースでご説明しましょう。

集中力が切れそうになった時、「最高の自分」を思い返しました。大学生だった頃に国際コンペで全国4位を取った時、NGOの助成金獲得プレゼンに成功した時、いずれもモチベーションが非常に高く、集中力をずっと継続できていた状態の自分を重ねました。

「自分ならきっとできる!」

これだけでは、正直私は高いパフォーマンスを出せません。恥ずかしい話ですが、私はそこまで自分のことを信用していません。

「頑張っている仲間のために!」

これです。これさえあれば、自分の限界ギリギリまで頑張ることができます。今回「仲間のため」という要素はあまりなかったのですが、仲間のために頑張っているときの自分をイメージしました。

もちろん人によって集中状態に火をつける引き金は違うと思いますが、頑張りきった(上手くいった)経験が1回でもあれば、その時を振り返り、自分を重ねる・・・これが「化ける」という方法です。

今回のカギ

結局、苦しくなった時、自分を助けてくれるのは空想のヒーローなどではなく、過去の成功体験なんだということを再認識しました。

だからこそ、これからも「最高の自分に化ける」努力を続けていきます。小さな成功を増やし、最高の自分のイメージを強くしていく、これを繰り返していきます。

そしていつの日か、自分がイメージし得る最高のヒーローに化けることができるよう、日々鍛錬して行こうと思います。

良かったら、ぜひご一緒に!

SPONSORED LINK
bakemono.JPG