大成功した小説家は何を考えているでしょう?なぜ成功したのでしょう?
芸術に関心のある全ての方にお伝え言したい話があります。
ベストセラー作家エリザベス・ギルバート氏の「苦しみ」のお話です。
ベストセラー作家の悲しい末路
書くことが大好きで小説家になり、ベストセラーを生み出した人の人生は幸せでしょうか?
幸せとは言い切れません。精神不安定になり、自殺する人が少なくないのです。
彼らは不安なのです。今以上の作品を出せるのか?不安は成功に比例して増えていきます。
成功すればどんどん苦しんでいく・・・おかしいと思いませんか?
ルネッサンスによって失われたもの
おかしくなったのはルネッサンスの頃からでした。合理的で、人間中心の文化が誕生した時代です。
古代ローマでは、優れた芸術家には「ジーニアス」という精霊がついていると言われていました。だから、失敗もしても「ジーニアス」のせいでした。
これがルネッサンスによって激変しました。「ジーニアス」は人を示す言葉になったのです。閃きや啓示を否定し、才能という言葉で人を縛ったのです。
芸術家の苦しみはここから始まりました。
創造性をはぐくむには
このままで良いでしょうか?他に道はないのでしょうか?エリザベス氏はこう提案します。
「いいじゃない?」「何がいけない?」
芸術家であれば、天から降ってきたような閃きに出会うことがあります。偉大な芸術家の多くもこの瞬間を通ってきました。
大切なのは、不安がこみ上げてきた時に、恐れず、ひるまず、結果を気にせずに、続けることだと彼女は力説します。
気まぐれな精霊がなかなか現れなくても、自分を愛して笑っていこうじゃありませんか?
「オレー!」と踊り続けていきましょう。
今回のカギ
芸術家が日々作品作りに苦しんでいることは想像できましたが、周囲の声が苦しみの大きな原因だということは想像していませんでした。
プロのスポーツ選手にも同様のことが言えると思いますが、ファンの声は励ます薬にもなれば、傷つける武器にもなります。
ということで今回ののカギは
創造性を育むには、「ジーニアス」が来るのを皆で待つことが大切
です。尊敬する芸術家やスポーツ選手がスランプだと思った時ほど、プラスの言葉を贈れるようになりたいですね。
動画情報
約19分の動画になります。日本語字幕もありますので、ぜひご覧下さい↓
エリザベス・ギルバート “創造性をはぐくむには”
Elizabeth Gilbert: Your elusive creative genius
※iPhone/Android等スマートフォンからはこちらの動画をご覧下さい↓
[1分TED]について
「TEDを見たいけど、英語が苦手。」
「10分は少し長い、見る時間がない。」
そんな声から、1分間で動画の魅力がわかるTED紹介、略して[1分TED]は始まりました。この記事を読んで、少しでもTEDの楽しさや面白さが沢山の人に伝わればと思っています。
NHKでも毎週月曜、夜11時から放送されていますので、ぜひご覧いませ。
スーパープレゼンテーション|Eテレ NHKオンラインそれでは、これからも楽しいTEDライフを!
@3_wa