今、会社を辞めたら、果たしてどんな影響が出るでしょう?
実はほとんどの場合影響は少なく、1~2か月で誰かが穴を埋めます。
この声に耳を傾け、マイクロソフト(MS)を辞職して天職を見つけたジョン・ウッドさん。彼が自分にしかできない仕事をするまでの道のりをお伝えしましょう。
キッカケの一言
約束されたキャリアを手放し、愛する恋人とも離れたキッカケは、ネパールでの小さな出会いでした。
会社の長期休暇を使ってネパールを満喫している途中、地元の学校に本がないことに衝撃を受けます。
「次は本を持って帰ってきてくださると信じています」という校長の言葉を受け、数千冊の本を友人経由で集めてネパールの子供たちに届けました。彼らの輝く目を見て、人生の方針が固まりました。
自分にしかできない仕事
途上国に図書館を設立するNPOは沢山ありますが、ジョン・ウッドさんはこの道を自分の天職だと言い切ります。
彼はもともとMS中国No.2の一流ビジネスマン。自分の専門性を活かした社会貢献こそが生きがいだと考えたのです。
辛い別れがあっても大好きだと胸を張って言えること。「やりたいこと」と「専門性」が一致した結果、Room to ReadというNPOは誕生しました。
Room to Readの特徴
Room to ReadにはMS流のビジネス的視点が導入されています。
まず積極的に成果をアピールすること。寄付者に対して素早く成果を報告し、寄付と成果の関係をはっきりさせています。
世界中からボランティアを採用し、コスト削減の努力もしています。MSで鍛えたスピードとコスト意識が役に立ったそうです。
資金調達の方法も様々。大手企業から一般個人まで寄付を募り、チャリティーオークションなど寄付の方法の幅も広げています。
非常に戦略的な努力の結果、Room to Readは600万人以上のこども教育の機会を提供するNPOになりました。
世界を動かす大きな動きは、たった一人の「自分にしかできない仕事」から生まれたのです。
今回のカギ
今回のカギは、
■自分がいなくても仕事は回るもの
■自分にしかできないことを考えよう
■自分の「得意」と「好き」を交差させよう
の3つでした。
自分にあった天職はこれだ、と胸を張って言えるようになりたいですね。
@3_wa
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