ロジカルシンキングができても、ダイジなことが伝わるとは限りません。
ロジカルシンキングは複雑です。教育のスペシャリストとして有名な三谷宏治さんは「もっと簡単に伝える方法はないか」ずっと考えてきました。
そして発見した「重要思考」という思考術。1万人以上に直接伝えてきた『一瞬で大切なことを伝える技術』をご紹介しましょう。
ロジカルよりもダイジなことを
論理よりも大切なこと、それはダイジなことを伝えることです。
言いたいことを絞り、曖昧な説明を減らしましょう。
曖昧な説明を減らすコツは、言いたいことを「塊(主題)」と「つながり(原因・結果など)」に分けることです。
この分解作業がダイジなことを伝えるポイントです。
「差」と「重み」を意識する
ダイジなことと、そうでないことには「差」があるはずです。
他の要素と「差」があるか?説明の「重み」は違うか?
こういったチェックをかけることで、塊と繋がりの分解作業はグッと進むはずです。
ロジカルよりも、ダイジなことに差と重みをつけることを重視し、相手にしっかり伝える。これが「重要思考」です。
「重要思考」を磨く方法
重要思考は話す時だけでなく、聞くときにも磨くことができます。
相手の説明の中で何がダイジなことなのか、常に意識して聞くようにしましょう。
気の許せる相手であれば、「今の話のここがダイジなところだよね?」と直接確認するのも良い手段です。
「今話した中で、一番ダイジなのは何だと思う?」とお互いに確認し合えば、重要思考はどんどん磨かれます。
今回のカギ
今回のカギは、
■手段と目的の混合に気をつけよう!
です。
ロジカル・シンキングはあくまで手段であり、重要思考による説明こそ目的ベースの思考法です。
タスク管理もそうですが、ロジカルに組み立てることに力を入れすぎて、肝心な目的を忘れてしまうことがあります。
これに気を付けて、これから「重要思考」を磨いていこうと思います。
@3_wa
おススメ本
ダイジなことを伝える効果的な方法は話す内容を減らすことです。短く話せば、おのずとダイジなことが明確になるはずです。
短く伝える技術は以下2冊の本で紹介されています。2冊ともおススメですので、良かったらぜひ!