SNS、活用していますか?
TwitterやFacebookなど、今では欠かせないコミュニケーションツールとなったSNS。
しかし、SNSを使うことで失われるものはないのでしょうか?
MIT心理学者のシェリー・タークルさんが指摘するSNSの危険性をご紹介しましょう。
劇的に増加したSNSの力
15年以上モバイルコミュニケーションの研究を続けてきたシェリーさんはあることに気づきました。
ポケットサイズのデバイスが、人格を変えてしまうくらい強い心理学的力を持つ時代になったのです。
現在、会議中でも授業中でもみんなケータイやスマートフォンでFacebookなどのSNSを使い、オンラインの世界にのめり込んでいます。
数年前まで存在しなったデバイスが、急激に世界に浸透しつつあるのです。
SNSによって生まれる深い孤独感
SNSは目の前にいる人との会話の障害になることがあります。ある家庭の例を紹介しましょう。
朝食や夕食時に、両親が携帯を見ている家庭。小さな子供は自分に関心を向けていないと不満になります。
また、SNSだけでは強い人間関係が構築はされません。遠すぎず、近すぎずの関係が続くのです。
その結果、若者をはじめとした現代の人々は深い孤独に陥るとシェリーさんは予想します。
SNSと上手く付き合う方法
SNSによる孤独を回避するにはどうすれば良いでしょう?
シェリーさんは、テクノロジーが我々の心と体に与える影響をきちんと把握すべきだと主張します。
その上で、少々つまらなく感じても、会話を何度も繰り返しながら人間関係を作っていくべきなのです。
SNSやモバイルデバイスは日々発展し、オンライン上のコミュニケーションはどんどん増えています。
この流れは避けられせんし、避けるべきでもありません。
目的に合わせて、デジタル機械をどう使うか決め、自分がより好きになれる生き方を選んでいくこと。
これがデジタルに溢れた現代で、孤独に負けることなく生き抜く方法なのです。
今回のカギ
私もかつて携帯依存症だった時期がありました。メールを受け取るのが怖くなる深刻な状態でした。
そんな私の転機は海外放浪でした。携帯がなくても、オフラインになっても、人間は困らないことがやっと分かったのです。
シェリーさんのプレゼンの腑に落ちる点が沢山ありました。
今回のカギは、
■たまにはオフラインな日を作ろう!
です。
目の前のことを、隣にいる人をもっと好きになれるよう、私もオフラインな生活を意識して作っていきたいです。
動画情報
約20分の動画です。日本語字幕はまだありませんが、ゆっくりで分かりやすい英語なので理解しやすいでしょう。良かったらぜひご覧下さい。
シェリー・タークル:繋がっているのに孤独?
Sherry Turkle: Connected, but alone?
※iPhone/Android等スマートフォンからはこちらの動画をご覧下さい↓
[1分TED]について
「TEDを見たいけど、英語が苦手。」
「10分は少し長い、見る時間がない。」
そんな声から、1分間で動画の魅力がわかるTED紹介、略して[1分TED]は始まりました。この記事を読んで、少しでもTEDの楽しさや面白さが沢山の人に伝わればと思っています。
NHKでも毎週月曜、夜11時から放送されていますので、ぜひご覧いませ。
スーパープレゼンテーション|Eテレ NHKオンラインそれでは、これからも楽しいTEDライフを!
@3_wa