新年の誓いを立てる前に、漢字一文字で昨年をもう一度振り返る。

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happy_new_year_2012
happy_new_year_2012 Photo by Kaito Miwa

 

昨年の振り返り(反省)は本当に終わっていますか?

新しい年になると、急に大きな目標を立てたくなりませんか?

「今年こそは〇〇を達成する!」
「365日、〇〇をずっと続けてやる!」
「1年後、俺は〇〇になっている!」

どれも昔、私が宣言してきたことですが何一つ実現できたことはありません。大きな理由は、前の年の失敗や課題をきちんと振り返らなかったからです。

だから、今年は昨年をきちんと振り返ることから始めます。

 

2011年を一文字で表すなら「死」です。

振り返りはシンプルに。
漢字一文字でも、教訓や想いが詰まっていれば十分だと思います。

死そのものは悪いことではない。

2011年に起きた、3つの出来事を通じてこのようなことを思いました。

災害を通じて見えた「死」

2011年3月11日。大地震により東北で多くの方が亡くなる。
2011年9月3日。台風により和歌山で多くの方が亡くなる。

2つの災害から、死は決して他人事ではないと思いました。

尊敬する二人の「死」

2011年8月20日。杉村太郎氏が亡くなる。
2011年10月5日。スティーブ・ジョブス氏が亡くなる。

彼らはかつて死について語ったことがありました。

きみは今、生きているか。
生きている実感はあるか。
死ぬ気でやれよ、死なないから。
『アツイコトバ』より)

自分はまもなく死ぬという認識が、重大な決断を下すときに一番役立つのです。なぜなら、永遠の希望やプライド、失敗する不安…これらはほとんどすべて、死の前には何の意味もなさなくなるからです。
 米スタンフォード大学卒業式におけるスピーチより)

二人のアツイコトバから、死をプラスに捉える思考法を学びました。

「死」の一歩前の体験

2011年7月某日。通勤中、交通事故にあう。

幸いなこことに軽い怪我でしたが、文字通りあと一歩間違えば死ぬところでした。しかし、今回が初めてということではありません。昨年バングラデシュで勤務していた時も、大学時代海外を放浪していた時も、高校時代硬式野球に打ち込んでいた時も、死ぬ確率は当然0%ではなかったはずです。

ちょうど週間前、39度を超える熱が出たときにそんなことを考えました。
初めて「死」を自分の未来として位置づけることができた気がしました。

 

変えられない「死」より、変えられるものを。

昨年1年を通じて、「死」は身近なもので、自分のことでもあって、捉え方はいくつもあることを学びました。

変えられないものよりも、変えられるものに力を注ぎたい。

他人の意思よりも自分の意思を。過去よりも未来を。死よりも生を。
これが漢字一文字分の教訓です。

 

あらためて2012年の抱負を。

抱負って面白い漢字だなと思います。抱いて背負うのは、きっと新年の誓いだけではなく、昨年の教訓も豊富に含まれているんじゃないかなと思います。

・・・すいません、漢字で遊びました。

気を取り直して辰年の抱負ですが、3つの「タツ」でいきます。

断つ:変化を恐れず、
発つ:言葉と行動で表現し、
立つ:自分の人生に責任を持つ

・・・すいません、漢字で遊びました。
でも、本気です。

以上、相変わらずの長文乱文で恐縮ですが、
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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