大きな仕事をするには、どれほどの人数が必要でしょう?
「37シグナルズ」という会社は、わずか十数人のメンバーながら、300万人を超える顧客を持つアメリカのWEBサービス会社です。
小さいチームで、大きな仕事をするためには、何をすべきでしょうか?
今回は原作名『ReWork』の言葉の通り、働き方の常識を覆した37シグナルズの3つの工夫をご紹介しましょう。
会社は大きくしなくても良い
300万人が使うサービスを作る会社は、会社の規模拡大を重視していません。
それよりも自分たちにとって必要なものをしっかり作り、持続的に利益が出て給料が皆に払えるビジネスを心がけています。
小さなビジネスを目指すことに不安を抱く必要はありません。むしろ小さくあり続けることを誇りに思うべきなのです。
出来る限り自分の力で
37シグナルズは積極的なリクルートをしていません。応募があっても断ることが大半のようです。
なぜなら彼らはまず自分の限界までやり切ることを心がけ、一人ひとりが自分の作業の効率化を日々進めています。
人を雇う時も指示を待つ人は不要です。自らプロジェクトを立ち上げ、互いが信頼できるプロフェッショナルを探しています。
まず、今、始める
小さなチームであることの最大の強みは、スピードです。37シグナルズではアイデアがあれば、すぐにカタチにする力を持っています。
時間短縮のために、会議をできる限りしないことも特徴的です。一人でいる時間が最も効率的だと考え、それぞれが自分の最大限のスピードで仕事を進めます。
また「時間がない」という言葉を嫌います。文句を言う前に手を動かし、アイデアをカタチにし続けることが大切なのです。
絞った目的、少人数チーム、迅速性。37シグナルズの強さとは、研ぎ澄まされた個人の力の掛け算なのです。
今回のカギ
37シグナルズの工夫は、まだまだ沢山あり、紹介したらキリがありません。
ただ、読んでいてもの凄く納得したのは、
■一人一人が働き方にこだわり(哲学)を持って、仕事と向き合っている
ことです。
例えば、夕方5時に仕事を終えるために、どんな働き方をしたら良いのか、一人ひとりが考え抜いているのです。命令されるのではなく、全員が主体的に働き方を作っていく会社。
素晴らしいですね。
@3_wa