[1分書評]『モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか(講談社) 』 ダニエル・ピンク

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パソコンはOSによって動きますが、人間を突き動かすものは何でしょう?

古代、人々は生き残ることが何よりの目的でした(モチベーション1.0)。

産業革命以降、工業化社会の中で人々を動かしたのは金というアメと、罰というムチでした(モチベーション2.0)。

しかし現在、このアメとムチが徐々に機能しなくなっています。

外からではなく人間の内側から湧き出る「やる気!」によって社会を作っていく。これがモチベーション3.0の発想です。



 

 

モチベーション3.0の要素3つ

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photo credit: photosteve101 via photo pin cc

人間の内側から生まれる「やる気!」は3つの要素に分けられます。順番に紹介しましょう。

1.自律性

マネジメントではなく自立が大切です。

自分の力で課題・時間・手法・チームについて考えていきましょう。この時周りの「任せる」勇気が大切です。

2.熟達(mastery)

従順な態度から、積極的な関与へ変化していきましょう。

「しなくてはならないこと」と「できること」を一致(=フロー)させ、無理せず確実に、少しずつ限界を越えていくのです。

3.目的

利益ではなく目的の最大化を追及しましょう。

大切な仲間と会話を重ねながら、目的を一緒に追いかけることが幸せに繋がるのです。

 

この3つの要素をバランスよく高めることができれば、社会を切り開く大きな力になりますが、実際にシフトを起こすには、個人のみならず会社も戦略を見直す必要があります。

例えば20%の自由時間を設けるなど、個人が目的に向かって努力できる状況を作るのです。持続する「やる気!」を引き出すには、もうアメとムチだけではいけません。

モチベーション3.0の世界へ皆でシフトしていきましょう。

@3_wa

 

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