最近、新しい本の読み方を研究しています。
昨日は『本の読み方 スロー・リーディングの実践』 をご紹介しましたが、「スローリーディング」という言葉が気になり色々調べてみました。
結果、面白い読書法を見つけましたのでご紹介します。
知識がちゃんと身につく読書法「スローリーディング」
昨日ご紹介した「スロー・リーディング」と名前は同じですが、少し意味の違う「スローリーディング」のご紹介を。参照先は以下の記事です。
もう3年近く前に書かれた記事ですが、今の私が追い求めていた答えの一つでした。
ポイントは「知識がちゃんと身に付く」ことに重きを置かれた読書法であること。速読・多読に悩む人にとってはピッタリな読書法と言えましょう。
「スローリーディング」を実践する3つのポイント
上の記事では、スローリーディングをするためのポイントが3つ書かれていました。一つ一つご紹介します。
1.抜き書きする
「抜き書き(ぬきがき)」というのは、「この文章、いいな」と思ったところを、そのまま紙に写す作業です。ゆっくり書き写していると、考えるスキが生まれます。そのスキによって頭が、受け身の「読むモード」→積極的な「考える・感じるモード」になるのです。
これは分かりますね。私もこれまでEvernoteに「本の名言」というノートを作ってコツコツメモしてきたのですが、書く度に新しい気づきがありました。
「抜き書き」というと、どうしても受動的なアクションに見えがちですが、かなり頭が働くもの。助詞や言葉の言い回しなど、文章力が上がることも期待できます。
2.「考え・感じたこと」を書き込んでしまう
本はどんどん、汚してしまおう!
読んで知ったことよりも、自分が考え・感じたことの方がずっと価値があるという主張のもと、本に赤線を入れたり、自分の考えを書き込むことを推奨しています。
これもよく理解できます。1年くらい前から「ねぎま式メモ」をずっと続けているのですが、本と対話するようにメモすることで、自分の考えはどんどん深まります。
本に直接書かなくとも、最近ならiPhoneで読書メモをつけることができるため、随分と簡単に書き込んだり、メモを残すことができるようになりました。
3.戻る・中断する
「考える効率・感じる効率」が大事だ。そのためには、ページを大幅に戻ったり、中断して考えたり、ときにはその本は閉じて、他の本を開いたりすることも大切です。
これは盲点でした。はやく読み終えるための効率を意識しながら読んできましたが、「考える効率」を意識するのであれば、本を戻ったり、中断したりすることも効果的な手段と言えましょう。
実際、一度考え出すと言葉が溢れてくるものです。読書メモを書くときも、一言二言でまとめてしまい、自分の思いや考えを全て出し切らないまま、先に進んでしまったことの方が多いのですが、そこで「止まる」ことができれば、もっと多くの考えを生み出せた気がしました。
「戻る・中断する」はこれからもっと実践していこうと思います。
まとめ:旅するように読書しよう。
先ほどの記事の最後にはこんな言葉が書かれていました。
旅の目的は、目的地にたどり着くことではない。道中をたのしみながら、日常では出会うことのできない、新しい発見や出会い・成長をたのしむことだ。あなたも、読書という「旅」をたのしんでみませんか?
昨日も書きましたが、私のいう速読とは自分が欲しい知識(ゴール)への最短ルートを追求したものであり、この点が「スローリーディング」と決定的に異なります。
どこに向かうか分からず、楽しいと思った方にどんどん足を進めていく読書法は確かに考えただけでもワクワクしてきます。
これからしばらく「スローリーディング」を実践しようと決めました。
良かったら、ぜひご一緒に!