昨日紹介した「物語」にして一年間を振り返る方法。
参考にさせてもらった記事内に「物語」を作るためのテンプレートがあったのですが、少々使いにくい点があったので、そこからどう工夫したかご紹介します。
気持ちの変化を描く
まず、最初のポイントは気持ちの変化を描いてみること。
昨日の記事でも紹介しましたが、いつ何を達成したか(結果)以上に、行動や気持ちが変化したか(プロセス)を振り返ることで、自分の過去と深く向き合うことができます。
とくに重要なのは気持ちの変化。絶好調の時に取り組んだ仕事と、絶不調の時に取り組んだ仕事では、内容が同じであっても得られたものは大きく異なるはず。
気持ちの流れをきちんと線で描くことで、きっと新しい発見があることでしょう。
キーワードに「色」をつける
気持ちの変化を描くのは簡単なことではありません。
そこでお勧めしたいのは、キーワードに「色」をつける方法です。
私の場合、胸が熱くなり気持ちが前に進んだ出来事を示すキーワードを赤色で、頭が冷静になりハッとした気づきがあった出来事を青色で示してみました。
気持ちの変化を示す曲線に、異なる色のキーワード。この2つが揃うと、物語の輪郭がハッキリと見えてきます。
感情をしっかり込めて物語る
「物語」で振り返る最大の魅力は、やはり他人に自分のストーリーを共有する瞬間です。
自分の一年間をギュッと凝縮して、1つの物語に仕上げる。
これは単なる作業ではなく、一年間の自分をしっかり出し切って初めて「物語」となります。
気持ちの変化は、感情を込めた言葉にして届けることで、相手に理解や共感してもらうことができ、その反応を見て過去の自分にもう一度触れることができます。
私の場合、昨年本当に悔やんでも悔やみきれない時期がありました。言葉は震え、喉が苦しくなりましたが、それを真剣に受け止めてくれる仲間の顔を見て、そこから何を得てどう進んできたのかがやっと腑に落ちたのです。
うまく表現できませんが、きっと言葉にならない何かを確認することができた瞬間だったんだと思います。
物語る練習をもっとしてみたい!
「物語」を活用した一年間の振り返り。
今回がはじめてということもあり、改善点は沢山ありました。
例えば、社外の人を巻きめなかったこと。今回は社内の仲間たちと振り返りましたが、社外の人たちと一緒にやればきっと違った学びがあったでしょう。
時間をおいて同じメンバーでやってみるのも良いかもしれません。お互い何が変わったか、「物語」の続きを語り合えるのは想像するだけでワクワクします。
というわけで、今後も引き続き「物語」を使って振り返る時間をふやしていこうとおもいます。
良かったら、ぜひご一緒に。