最近「ノマド」についてよく考える@3_waです。
もともとはモンゴルの遊牧民を指していた言葉が、今では会社といった場所に縛られないフリーワーカーを指すようにもなりました。
しかし疑問に思うのです。彼らは本当に「ノマド」と呼べるのでしょうか?
たとえば、明日家を出なければならなくなったら、彼らはすぐに家を出られるのでしょうか?
「ノマド」に近づくために、モノとどう付き合うべきなのか考えてみました。
ノマドはこれからの時代を生き抜く力
「足りないを、良しとする」
これがノマドの一番大切な心だと私は考えています。
私たち日本人は平均ひとりあたり6000個のモノを所有している一方で、モンゴルの人達は300個しかモノを持ちません。
足りないことは多いはずです。季節によって住む場所を変え、電気もガスもない暮らしは困ることもあるでしょう。しかし、彼らはそんな不便すら楽しみ、ちょっとした工夫で乗り越えていきます。
現在の大量消費社会を生き抜く力を、ノマドな人々は持っているのです。
ノマドになるヒントはバックパッカー
日本人の中で限りなくノマドに近い人たちがいます。旅をする人々です。
バックパック一つで世界中を渡り歩き、度重なる不便を笑って乗り越えていく彼らはノマドと呼べるでしょう。
注目すべきは彼らの荷物の少なさ。彼らは生きるために必要な道具を最小限持ち歩き、本当に必要なときだけ追加購入します。
これこそがノマドへ近づくカギではないでしょうか?
ノマドになるために必要な荷物300個:前半200個
ようやく本題です。
バックパッカー(旅人)の生活をヒントに、ノマドになるために必要な荷物300個を考えてみましょう。
基本となる荷物60個
先日、私が半年間海外放浪した際の荷物をまとめました。これさえあれば、世界のどの国でも渡り歩けます。
はじめてのバックパッカーも安心!必要な荷物60個を紹介します![旅の持ち物チェックリストあり] | Edu Dev.net※下の画像をクリックするとPDFデータを閲覧できます↓
社会人として必要な荷物40個
上の荷物が生活する最低限の荷物だとすると、働く上で必要不可欠なモノも存在します。
週5勤務&毎日スーツ出勤であれば、スーツ・シャツ・ネクタイ・下着・ハンカチ・靴・鞄などを一通り揃える必要があります。
その他文具や名刺ケースなど備品も合わせて、40個のモノがあれば週5で仕事できることを確認しました。
これでトータル100個。少ないと思いませんか?
定住するために絶対必要なものは100個
一人暮らしで数年間一つの場所に住む、つまり定住するために必要なモノもピックアップしてみました。
掃除機、洗濯機、調理道具、冷蔵庫、レンジ、ふとん、エアコン・・・と、この当たりで詰まりました。
鍋やお皿など一つ一つ分けて数えてみても絶対必要なものは100個もなかったのです。
以上、合計で200個。これだけあれば、仕事も定住もできるはずなのです。
ノマドになるために必要な荷物300個:後半100個
こうやってモノの個数を調べると、6,000個と300個の違いは生活必需品以外であることがハッキリします。
個数を数えてみて特に量が多かったのは「家具・洋服・本(資料)」の3つでした。
これを減らす工夫は沢山あります。
家具・・・多機能なものを集める
洋服・・・本当に使うものだけ残して残りは捨てる
本・・・電子化してパソコンでデータ保管する
以上は工夫の一例ですが、モノを持たない方法論はすでに書籍などできれいにまとめられています。
[1分書評]『新・片づけ術「断捨離」』やました ひでこ | Edu Dev.net[1分書評]『シンプルに生きる―変哲のないものに喜びをみつけ、味わう (幻冬舎) 』 ドミニック ローホー | Edu Dev.net
まとめ
「足りないを、良しとする」心構えを持ってモノを整理・片付けすれば、合計300個の生活は不可能ではないはずです。
私自身、今ある2000個近いものをどこまで減らせるか実践してみます。
ノマドになりたい方、モノのないシンプルな生活を目指す方、ぜひ300個のモノを目標に生活改革を始めませんか?
@3_wa
【参考】オススメ本の紹介
最近では、本屋でもノマドライフに関する本がたくさん置かれています。シンプルな生活に関する本と合わせて読むとより効果的です。