物事には、前兆があるものです。
ベストセラー『アルケミスト』では、羊飼いの少年が「前兆」に従って自分の夢を追いかけていく冒険の過程が描かれています。
夢を追い続ける上で大切なこと。私が本作から感じ、学び取った3つのことをご紹介します。
1.「前兆」に耳を傾ける
「虫のしらせ」を信じますか?本作の中では、夢に繋がる最大のヒントは「前兆」だと記されています。
寝ている間に見る夢や、突然の閃きを大切にしましょう。人生をかけてやり遂げたいと思う夢の欠片に出会うことができるのです。
できれば若い頃から「前兆」に耳を傾けた方が良いです。時間が経つごとに、不思議な力が夢の実現を否定してくるのです。「前兆」と、自分の可能性を信じましょう。
2.苦しい時ほど強く望む
夢に挑戦するとき、誰もが壁にぶつかります。羊飼いの少年も未開の地ですべてのお金を盗まれてしまいました。
こんなときこそ、夢の実現を強く望み、今できることを探しましょう。例えば、少年のようにクリスタルの商売という全く新しい挑戦をするのも一つの手でしょう。
何かを強く望めば、宇宙全体が協力してくれます。必ず協力があるわけではないかもしれませんが、動かなければ何も生まれません。
3.傷つくことを恐れない
行動には勇気が必要です。「前兆」や望む大切さが分かっていても、前に進めないこともあるでしょう。そんなとき、錬金術師(アルケミスト)の言葉が支えになります。
「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだと、おまえの心に言ってやるがよい。夢を追求しているときは、心は決して傷つかない。それは追求の一瞬一瞬が神との出会いであり、永遠との出会いだからだ」
やらずに後悔して傷つかないよう、悩んだときこそ前に進みましょう。
夢を追いかけるための大切なカギは、
■夢を追いかける過程を貪欲に楽しむこと
だと私は感じ取りました。
「前兆」との出会い、障害を乗り越える挑戦、夢を実現した先に待つ新しい夢の発見、どれも一瞬一瞬が宝物であり、夢の一部なのです。
夢の大きさではなく、過程がどれほど楽しかったか。これからずっと意識していこうと思います。
@3_wa