Appleが来週教えてくれるであろう、教育の3大変化

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Apple education event

来週ニューヨークで教育革命が起こる!?

Appleが、来週1月19日にニューヨーク(通称Big Apple)で教育に関するスペシャル・イベントを行うようです。

iTunes Uをはじめ、以前から教育に力を入れてきたアップルが果たして何を打ち出すのか? iTunes Uの更なる強化、教科書のiBook版、教科書の再発明などなど・・・期待が高まります。

いずれにしても、ICT教育(e-Learnig)の流れが加速するのは間違いないでしょう。

教育はどう変化していくのか?今回は私の妄想をご紹介します。



 

もしもすべての学生がタブレットPCを持ち歩いたら?

One Laptop per Child

先日3500円のタブレットPCがインドで発売された話をしました。
アフリカでは手動充電式のタブレットPCが1万円以下で発売されたようです。

では、もしAppleが教育業界にさらに進出したら?
全ての授業がタブレットPCをベースに行われたら?
問題はあると思いますが、メリットを3つほど考えました。

 

教えるから、育てる。

教育は「教える」と「育てる」に分けることができますが、カリキュラムと授業数を考えると、「教える」に費やす時間が多い気がします。

しかし、誰もがタブレットPCを活用しているのであれば、「教える」を電子教材に一部任せ、「育てる」ことに注力できるのではないでしょうか?

子供ひとりひとりにあったペースで勉強させ、個別指導や相談に充てる時間が増えるかもしれません。

 

教えるから、考える。

オーストラリアの高等教育では、微分積分を電卓で計算します。複雑な四則演算も電卓でします。 数学でも物理でも、公式理解して正しい数値をコンピュータに入力すれば、非常に正確な答えが出るでしょう。

では、学校でしか教えられないことは何か?その一つが「思考法」です。

イギリスでは、思考法を鍛える訓練として3+2=□、ではなく□+□=5という問題を解かせる指導をしています。 このように、正解が複数ある問題、もしくは決まった正解がない問題こそ、学校で扱うのにふさわしいのではないかと思います。

何が正しいかではなく、どんな考え方があるのか?
これを考えていけば、きっと視野も心も広い人間が育っていくでしょう。

 

教えるから、学びあう。

どんな優秀な先生でもGoogle先生には勝てません。少なくとも情報量では。

先生が知らない情報を生徒が見つけることもあります。また、子供の方が柔軟な答えを導くケースも沢山あるでしょう。

先生も生徒から学んでいく。学校関係者以外も巻き込み、みんなで学びあっていく。 学校が、誰にとっても「学」ぶ場になる日も遠くはないでしょう。

 

「育てる」「考える」「学びあう」

 

もしかしたら、これらは教育現場で忘れがちなことかもしれません。
今度のAppleの発表で、忘れていた大切なことに世界が気づくのかもしれません。

今から19日が非常に楽しみです!

 

以上、妄想でした。

矢野 耕平
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松村太郎
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