「男は火星から、女は金星からやってきた」
これは『ベスト・パートナーになるために』の副題ですが、異世界の人だと思ってしまうくらい男性と女性の価値観には差があります。
今回は、以外と気づかない3つの違いをご紹介しましょう。
心が満たされるときの違い
女性は孤独を嫌い、大切にされていると実感したときに心が満たされます。親身になって話を聞いてくれ、理解と同情を示してくれることを望んでいますが、これを男性は理解できません。
男性はプライドや達成感を好み、同情するよりも相手の課題を解決しようと走ってしまうのです。男性は女性のために全力を尽くし、頼りにされていると感じるときに心が満たされるためです。
どちらも相手がいて心が満たされますが、その満たされ方が異なるのです。
トラブル対処法の違い
心が満たされる時と同様、トラブルが起こったときの対処法も異なります。
女性がストレスやトラブルにぶつかったとき、多くの場合は「話す」ことで解決を図ります。話すことですっきりして、共感してもらうだけで心が軽くなるのです。
一方、男性は共感のような人間の感情の変化ではなく、具体的な物事の変化を大切にします。問題を把握し、物事がどれだけ前に進んだか客観的に「分析」することで解決を図るのです。
男性と女性ではトラブルに対するゴールが異なるのです。
アドバイスに対する勘違い
心の満たされ方の違いとゴールの設定の違いから、よくアドバイスするときに勘違いが起こります。
女性は意見交換をすることでより良い結果になると信じており、男性に意見を出します。しかし、自立心を守りたい男性には逆効果。弱さを指摘されているような気持になります。
男性も女性から相談されたときは、女性の話を聞き終えるよりも早く問題解決策を出しがちです。結果ではなくプロセス、アドバイスよりも共感を望んでいることに、男性は気づかないのです。
ベスト・パートナーになれない理由はここにあります。
今回のカギ
今回は、本の前半部分で紹介されていた男性と女性の違いをご紹介しましたが、後半ではどうすればより良いパートナーになれるか紹介されています。
一言でポイント(カギ)をお伝えすると、
■相手の気持ちを理解しようとお互いが努力して、行動に移すこと
が大切です。
男性は女性の「共感」をつくり続け、女性は男性の「自立」が崩れないよう支える。概論は簡単に言葉にできますが、行動は本当に難しいです。
本の中では、どういったら相手が傷つくのか、嫌がるのかといった事例も紹介されていますので、サッと確認するだけでも効果はあるでしょう。
恋人同士だけでなく、仕事のパートナーとの関係づくりにも役立つであろう本。良かったらぜひ一読ください。
参考記事
男性と女性の間には、言ってはならないタブーが存在します。以前TEDでプレゼンされた夫婦は育児に関するタブーを分かり易く解説してくれました。
こちらも男女の違いを知る上でとても参考になりますので、ぜひご連絡ください。