さあ、もっともっと悩みましょう。姜尚中さんの『悩む力』[1分書評]

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Nayamu chikara

人生、悩んでいますか?

誰だって悩みはあります。金、仕事、愛、悩みの種はいつもすぐ近くにあるものです。

では悩みとどう向き合えばいいのか?姜尚中さんのベストセラー『悩む力』から、そのヒントをご紹介しましょう。

 

先人に習う

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photo credit: Jsome1 via photo pin cc

時代は繰り返されるもので、今の時代は帝国時代に似ている部分があります。新しい格差、孤独感、課題があふれる時代です。

そんな時代を乗り切る方法を極限まで考え続けた偉人がいます。

孤独な自我と他者とのつながりとの間で悩み続けた文豪・夏目漱石。
合理化していく資本主義世界と人間の個性尊重との間で悩み続けた社会学者マックス・ウェーバー。

姜尚中さんは、彼ら2人の言葉の中から己と向き合うヒントを見出しています。先人の言葉を今を生きる力に変えているのです。

 

「まじめ」に向き合う

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photo credit: colemama via photo pin cc

己の自我を尊重して失われる他者とのつながり。金によって狂う幸福感。結婚によって奪われる個人の自由。

選択によって失うことは沢山あります。では、絶対の正解がない問題にどう悩むべきなのでしょう?

夏目漱石の作品『こころ』の中では、「まじめ」に向き合うことの大切さが説かれています。

自我の底を「まじめ」に掘って、悩みを持つ他者と「まじめ」に向き合う。真摯に悩みにぶつかる姿勢が大切なのです。

 

横着者になる

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photo credit: deadoll via photo pin cc

では、どこまで悩めばいいのでしょう?命を絶つまで悩むべきでしょうか?

「若い人には大いに悩んでほしい」と主張する姜尚中さん。

悩み続けて、悩みの果てに突き抜けたら、横着になってほしい。確固たる軸を持ってほしい。

そんな破壊力がいまの日本を変え、未来を明るくしていくはず。年齢だって関係ない。横着者になって、人生をまたゼロから楽しみましょう。

これが姜尚中さんの最後のメッセージでした。

 

今回のカギ

この本には大きく分けると、8つの悩みが書かれています。私・金・知ること・青春・信じること・働くこと・愛・死。

それぞれの考察は非常に深く、グッと心に残る提言があり、問題にぶつかったときはぜひこの本に戻ろうと思いました。

今回のカギは、

■問題にぶつかった時こそ、『悩む力』で未来を切り開こう!

です。

もし「悩み」がある方は、ぜひ一度手に取られてみてはいかがでしょうか?おススメの1冊です。

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悩む力