聞く相手のための言葉を考えよう!『伝える力2』の[1分書評]

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あいまいな言葉が、どれだけ人を不安にさせるか?

東日本大震災の後、多くの人が抱いた感情ではないかと思います。

「もっと伝える力があれば・・・」怒りにも近い感情を抱いたのは池上彰さん。

ベストセラー『伝える力』の続編は、伝える力の必要性が増えてきたからこそ、生まれた本でした。

 

東日本大震災と「伝える力」

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photo credit: U.S. Pacific Fleet via photopin cc

「セシウム」「シーベルト」という良くわからないカタカナ語、「直ちに影響はない」という曖昧な表現。震災直後、伝わらない言葉は不安をどんどん生んでいきました。

報道が混乱する中で、あらゆるメディアに登場した枝野さん。ゆっくり、ハッキリ、丁寧に発信された言葉は多くの人を安心させました。

 

もっとわかりやすく伝える方法

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photo credit: Ehsan Khakbaz via photopin cc

『週刊こどもニュース』などを通じて、子供を相手にどうやったら分かり易く物事を伝えることができるのか必死に考えた池上さん。

もっとわかりやすく伝える方法を2つ紹介されました。

1つ目は短くまとめること。理解がきちんんとないと短くまとめられません。これはビジネスでも役立つ大きな力です。

2つ目は話し方や話題を工夫すること。相手のことをよく観察することが大切です。相手の共感を得るだけで、話しは何倍も伝わるようになるのです。

相手に合わせて、短くまとめる。実践を繰り返して身につく力です。

 

「伝える力」は誰もが持っている力

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photo credit: Travis Isaacs via photopin cc

本の最終章で描かれていた驚きの事実。それは池上彰さんが人見知りで引っ込み思案だということでした。

池上さんは話すのが苦手だったからこそ、できるだけ相手に分かってもらえるよう工夫をします。これが『伝える力』を磨くキッカケでした。

話すことが苦手だからと言って『伝える力』がないわけではない。経験に基づいた言葉にグッと引き込まれました。

聞く相手のことを想って、しっかり言葉を選んで心を込めて届ける。これが池上さんの『伝える力』が伸びた最大の要因だったのです。

今回のカギ

今回のカギは

■不安なときこそ、聞く相手のことを考えて言葉を出すことが大切

です。

プレゼンや交渉など、感情がたかぶったときに思い出したい学びでした。

@3_wa

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