授業よりも食事よりももっと大切なこと。私はブログが好きです。

突然ですが、ブログは好きですか？

もう少し踏みこんで聞きます。アクセス数が伸びなくても好きだと言えますか？読者の反応がなくても好きだと言えますか？

今回はブログをもっと好きになるための小さな工夫をご紹介します。ヒントは、この記事のタイトルです。

「やりたいこと」と「好きなこと」は違う

先日nanapiの社長@kensuuさんがこんな記事を書かれていました。

別に『やりたいこと』なんて見つけなくてもいいんじゃないか – nanapi社長日記 @kensuu

悩める就活生に向けて書かれたような記事であり、無理やり「やりたいこと」を決める必要はない、主張されています。確かに、私も就活をしていたときは「やりたいこと」を決めなければという強迫観念に追われていたような気がします。

ただ、私の場合、締切（＝面接）を作って「やりたいこと」を強制的にやりたいことを考えた結果、就職活動の活路を見出すことができました。だから、「やりたいこと」を本気で考え抜く期間は必要だと思っており、今もこういう時間を大切にしようと思っています。

なので、就活生に対して「やりたいこと」を考えるな、とは言えません・・・が、「やりたいこと」と「好きなこと」の区別は今のうちからつけておくと良いです。私のブログを例に２つの違いを紹介しましょう。

「やりたいこと」が「好きなこと」に変わった日

私は「みんなの扉を開くカギ」というブログを書いています。ブログのタイトルの通り、みんなの役に立つような情報を届け、誰かの可能性を開きたい想いをもってブログを書いており、これが「やりたいこと」です。

ただ、正直に告白すると「やりたいこと」だけではブログが続きませんでした。半年間記事を全く書かない時期もありましたし、記事を書き始めても考えがまとまらず公開できないこともありました。理由は「やりたいこと」を意識し過ぎて、変に身構えてしまったからです。

変化が訪れたのは、ブログを毎日書くようになってからでした。とにかく毎日ブログを書き続けるうちに、何かが変わった瞬間がありました。

拝啓：ブログを50日連続で更新して良かったこと、ダメだったこと | みんなの扉を開くカギ

今でもはっきり覚えているのですが、「あ、自分はブログを書くこと自体が好きなんだ。だったらもっと肩の力を抜いて書けばいいじゃん」と自覚した瞬間でした。「やりたいこと」が「好きなこと」に変わった日でした。

「好きなこと」は世界を救うこともある

@kensuuさんの記事の中で面白かったのはドラゴンボールの引用です。主人公の孫悟空は強い敵と戦うこと自体にワクワクしており、結果的に地球（宇宙）を何度も救っている、という話でした。確かにその通りですね。

@kensuuさん自身もnanapiという日本最大のハウツーサイトを運営していますが、「WEBサービスを仲間と作ること自体が楽しい」とおっしゃっています。これって、ブログにも通じることが凄くあるな、と思いました。

私はTEDというエンタメが大好きで、自分がお世話になったサイトを記事にしてまとめたところ、2500以上のはてブが付き、「すごい参考になって、英語学習が進んだ」など嬉しいコメントをもらいました。これは「好きなこと」を言葉にした結果でした。

英語学習の嫌いな大人がTOEIC900点取るまで活用したTED便利サイト7選[比較図まとめ有] | みんなの扉を開くカギ

「好きなこと」を楽しむ気持ちは伝染する

最近、沢山のブログを読む中で、ブログを思いっきり楽しんでいる人と、そうではない人がいるな、と感じるようになりました。後者は特定のジャンルの記事しか書かないブログがほとんどなのですが、少し窮屈さを感じます。

読者をイメージして、読者の期待を超えようと知恵をふり絞って書くことは本当に素晴らしいことだと思うのですが、ブログを書くこと自体を楽しめていないのでは？と疑問に思ったのです。

一方、「ブログを書くって本当に楽しい！」という気持ちは自然と伝わってきます。例えば経営学×キャリアデザインをテーマに毎日ブログを更新している田中伶さんのブログ「As I Am.」がそれにあたるのですが、毎日楽しそうにブログを書くな～とよく思います。そして自分もブログをもっと楽しみたいな～という気持ちになります。

「好きな気持ち」は自然と周りに広がっていくものなのだと思いました。