最近、ReederとEvernoteの連携が楽しくて仕方ありません。
随分と前から備わっていた機能のようですが、Reederからクリップした記事をEvernoteに送ることができることにようやく気がつきました。しかもオフライン&メモつきで。
あまりの感動で「ねぎま式クリップ」と命名しましたが、この素晴らしい機能を紹介します。(ネーミングセンスが欲しいです。。。)
遡ること半年前、RSSリーダーのReederというiPhoneアプリに、見ている記事をクリップして直接Evernoteに送る機能が追加されました。その機能と当時の感動はぜひ以下の@OZPAさんの記事をお読みください。
[iPhone][App][Evernote]ついにきた!RSSリーダーの「Reeder」がEvernoteと直接連携でますます便利に!! | OZPAの表4これは本当に感動でした。。。
これによりiPhoneだけでReeder→Evernoteの情報整理が出来ると思ったのですが、3つほど問題がありました。
ReederとEvernoteで情報整理を完結させたい人にとって、これらの問題は大きな痛手だったのではないかと思います。
上であげた問題点を実際の作業を見ながら確認しましょう。
今回は@flavour47 さんの『4行日記』に関する記事を参考にさせていただきます。
日記が全然続かない僕がたどり着いた『4行日記』を習慣化する為に行った方法 | ライフハック | Yu_notes.すごいはてブ数。。。このブログの『21日習慣づけ』の記事を紹介してもらいました。光栄です!
それでは、Reederの基本動作から確認です。まず、ReederでEvernoteに送りたい記事を発見したら、(部分表示であれば全文化して)Evernoteに送ります。
試したことがある方はすでにご存知でしょうが、ポチすると記事のタイトルと本文がそのままEvernoteのノートのタイトルと記事になります。1クリックでEvernoteにクリップ出来るのは素敵ですが、残念ながらこれだとメモを加えることはできません。
ほとんどの場合、これでEvernoteにクリップした情報を送ることが出来ますが、たまにこんなエラーが出ます。
全文化して送るとEvernoteに送ることができたり、何度か試してみると送ることができたりするのですが、なぜこのようなエラーメッセージが出るか原因は分かりません。。。
それからオフラインでクリップしようとしても「インターネットに接続して下さい」というエラーメッセージが出ます。ごもっともなメッセージです。
半年くらい悩みながら使っていましたが、最近になってようやく解決しました。これらの問題を解決してくれたのが、「ねぎま式クリップ」です。
お待たせしました。これから「ねぎま式クリップ」の紹介・・・の前に「ねぎま式メモ」はご存知でしょうか?
奥野宣之さんの『読書は一冊のノートにまとめなさい』で紹介されたメモ術ですが、私は@choiyakiくんから教えてもらいました。
読書メモはどうとるのが良いか – iPhoneと本と数学となんやかんやと読書が楽しくなる「ねぎま式メモ」。教えてくれて本当に感謝です!
ねぎま式メモとは、たとえば「○得た情報→☆考えたこと→○印象的な発言→☆疑問→○得た情報→☆気づいたこと」というように、「主観」と「客観」を互いちがいに書いていくことです。
自分の主観を入れることで、メモしたりクリップした当時の状況を思い出し、次にとるべき行動が分かるようになるのです。
もっと「ねぎま式メモ」について知りたい方は以下の奥野宣之さんご本人のインタビューをご参照ください。
そして本題です。(前置きが長くなりすいません。。。)
ReederからEvernoteに「ねぎま式メモ」をつけて送るには、Reederのメール機能を使います。実際の流れをお伝えしましょう。
まず、Reederで記事を開いている状態から、先ほどのEvernoteへクリップするアイコンがある画面を開き、「Mail Article」をクリックします。
すると、メール画面になるので、送り先で自分のevernoteアドレスを選択します。
「○○○○○@m.evernote.com」というアドレスですが、もし使ったことがない方は以下の記事をご確認ください。メールだけでノートブックやタグを指定することも出来ます。
Eメールを送信するだけでEvernoteに簡単送信! « Evernote日本語版ブログ続いて「ねぎま式メモ」です。どこにメモを残しても構わないのですが、私は本文の一番最初に次に取るべき行動を書くようにしています。また「★」を本文の先頭につけることで、他のノートとの違いがはっきりします。
これで「ねぎま式クリップ」は完成です。「Send」ボタンを押して、実際にメモができているかどうか確認してみましょう。
きちんとメモができていますね。私は集めた情報は基本的にすべてEvernoteに送っていますが、この「ねぎま式メモ」は本当にお勧めです。次に取るべき行動がわかるだけで、Evernoteの振り返りの時間が半分以下になります。
そして、一番強調したいのがオフラインでも「ねぎま式クリップ」ができることです。嘘だと思った方は、ぜひ一度トライしてみて下さい。送信エラーがでることは一切なく、圏外でもスムーズにメモを送ることができます。(※おそらくですが、一度Reederアプリのローカルに保存され、次の同期のタイミングで一斉送信されます。)
ということで、3つの問題を一気に解決してくれた「ねぎま式クリップ」。本当にお勧めですので、Reeder×Evernoteが大好きな方はぜひ一度試してみて下さい!
最後にもう一つ。
ここまで紹介した方法は、自分の勉強用や記録用でメモするときに大活躍しますが、みんなに共有したい場合は『hatebte』を使ったtwitter→はてブ→Evernoteが最高です。
hatebteの使い方やはてブの設定等は、@beck1240さんの『クラウド「超」活用術』 p94前後、もしくは@spring_friendsさんの記事をご覧ください。
はてブをつけた記事を全文自動でEvernoteに保存できるサービス『hatebte』 | なまら春友流この記事を見た時の驚きは今でもハッキリ覚えています!hatebte本当に便利です!
気に入った記事にはてブをつけて全文自動でEvernoteに保存する方法 〜2011′ 冬〜 | なまら春友流
私は「B!」ではてブに送る設定にしています。自分の整理方法に合わせて設定しましょう。
上の記事を読んで頂ければ分かりますが、Reederから以下のようにつぶやくだけで、全文化した記事をEvernoteに送ることができます。
Sylfeedというアプリを使えば、「 B! 」を加えたテンプレートを設定できるようですが、私はReederが手に馴染んでおり、こちらを使っております。
そこでちょっとした工夫ですが、@setoh2000さんのMY辞書登録というアプリを使って「ん」を押せば「 B! 」が、「−」を押せば「=>」が出るよう設定し、手間を減らしています。
以上、共有型「ねぎま式クリップ」の紹介でした。これでTwitterユーザーやはてブユーザーに対して一度に情報共有できます。ただし、こちらはオフラインでは活用できないのでご注意ください。
私はこの2種類のクリップを活用して、Reeder→Evernoteの情報整理をしています。ただのクリップではなく、次に取るべき行動やその時の気持ちをメモとして加えることで「自分だけの情報」として整理できるようになりました。
長くなりましたが、Reederが好きな方、Evernoteが好きな方にとって少しでもお役に立てば幸いです。
今回紹介した本やアプリになります。
Reeder 2.5.4(¥250)
カテゴリ: ニュース
販売元: Silvio Rizzi – Silvio Rizzi(サイズ: 4 MB)
Evernote 4.1.9(無料)
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: Evernote – Evernote(サイズ: 20 MB)
Sylfeed 2.1.1(¥170)
カテゴリ: ニュース, ソーシャルネットワーキング
販売元: GACHANET – GACHANET(サイズ: 2.1 MB)
MY辞書登録 2.4(¥85)
カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化
販売元: Makoto Setoh – Makoto Setoh(サイズ: 0.2 MB)
@3_wa