リーダーは1人ではリーダーにはなれません。
地球上に1人しか人間がいない世界を想像すれば、簡単に理解できるはずです。
では、リーダーとは何者で、どうしたらリーダーになれるのでしょうか?
社会イノベーター公志園という大会に参加して、一つの答えが出ましたのでご紹介しましょう。
【前提】裸踊りをするバカな男は3分でリーダーになる
リーダーがどのようにして生まれるか?ムーブメントはどのように起こるのか?
500ページを超えるリーダーシップ本よりもはるかに分かり易い3分の動画があります。
TEDという国際的なカンファレンスの中でも、特に評価が高いプレゼンテーション。
笑われても踊り続けるリーダーの資質を持つバカモノ。
勇気をもってバカモノと一緒にバカを始める最初のフォロワー。
誰でも参加できることを証明する2番目のフォロワー。
周りの人に遅れまいと、次々に参加するフォロワーたち。
フェスティバルで踊る人々の流れからリーダーシップを学ぶことができます。
3分の動画を見る時間もないという方は、せめて1分だけ使って以下の記事をご覧ください。
[1分TED]「ムーブメントの起こし方」 デレク・シヴァーズ | Edu Dev.net
【本題】公志園は皆で裸踊りする最高の場所
ここから本題です。
社会イノベーター公志園という大会は全国各地で活躍するイノベーターを集めて切磋琢磨して競い合う大会です。
イノベーターと聞くとなかなか想像しにくいですが、一言でいえば上で紹介した「裸で踊り始めた最初の人」です。
一歩踏み出したというより、「一歩はみ出した」という言葉の方が似合うかもしれません。
それくらい笑われ、バカにされ、無理だといわれても踊り続けてきたのがイノベーターたちなのです。
さて、公志園という大会には「裸で踊り始めた最初の人」だけでは参加できません。
パートナーや伴走者と呼ばれる「1人目と2人目のフォロワー」とチームを組んで参加するのです。
特に強調したいのが伴走者と呼ばれる方々。
公志園の事務局の推薦で選ばれた伴走者たちは、企業の経営者をはじめとした社会の第一線で活躍する人たちばかりです。
そんな人たちが一緒に裸で踊っていたら、周りの人々も黙って見過ごすわけにはいかないでしょう。
これが公志園の狙いであり、4か月という大会期間を通じて「裸で踊る人」はパートナー、伴走者、応援者のサポートでどんどんリーダーになっていきます。
つまり、公志園は皆で裸踊りする最高の場所なのです。
【発見】すぐ傍にある自分だけの公志園
公志園という漢字をぼんやり眺めていて気が付いたことがあります。
「公園」の中に「志」があるのです。
どこにでもある「公園」。そこに「志」がある人が現れるだけで、公園はTEDの動画のようなダンス会場「公志園」にもなります。
公志園という大会は、誰でも参加できるわけではありませんが、身近な公園で志を温め合うことなら誰だってできるのではないでしょうか?
最後に、この公志園大会の運営統括責任者・野田さんの言葉と、裸で踊る彼の3分の有志をお届けして記事を終わります。
この記事を読んだ後、自分なりの公志園を探して新しいスタートを切ってくれる人がいたら、本当に幸せです。
公志園の目指す姿
自分の内なる声に導かれて、荒野に思わず一歩を踏み出してしまった人。
他の人には見えない未来を、荒野の先に見てしまった人。
周囲に無理だと言われ続けても、あきらめることをあきらめてしまった人。
私たち人類の歴史は、暗闇に灯りを燈し、
未来を先導する挑戦者たちの格闘の歴史で彩られています。
・・・でも挑戦者たちだけでは未来は実現しない・・・。
挑戦者の無謀で、時に荒唐無稽な思いを、真摯に受け止め、
心から応援をおくる人たち・・・。
周囲の無理解、無関心、無反応にも拘らず、応援や支援の手をあえて差し伸べる人たち・・・。
そうした支援者の出現が、一人で荒野を歩き続ける挑戦者を、
真のイノベーターへと変えていくのです。
荒野の中を、自分をリードし続ける孤高の挑戦者と、
その挑戦者の志や情熱に共感して、勇気を持って立ち上がる支援者。
その双方のリーダーシップが出会い、化学反応を起こす。
はじめの一人の志が、みんなの志になり、私たちの明日を先導する。
一人ひとりの小さな、そして静かなリーダーシップの滴(しずく)が小川となり、大河を創り出す。
それが、社会イノベーター公志園が目指す社会変革と日本再生の姿です。
野田 智義
社会イノベーター公志園300人委員会副実行委員長
兼 運営総括責任者
NPO法人アイ・エス・エル理事長