ここで差がつく!プレゼンテーションを成功させるための10の事前準備

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プレゼンは、得意ですか?

プレゼンテーションが上手い人は2通りに分けることができます。

観客を魅了する話術を自然に実践できる人と、念入りな準備を積み重ねて本番に挑む人です。

さて、あなたはどちらのタイプの人間でしょう?

もしプレゼンに少しでも不安を抱えているのであれば、ぜひこの機会に「10の事前準備」を身につけましょう。

 

■はじめに~プレゼンは準備で決まる~

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2013年度に入り、「EdTech Pitch Festival Japan vol.2」「GOEN Conference 2013」という2つのイベントで、ピッチ形式のプレゼンをしてきました。

20人以上の素晴らしいプレゼンを聞き、登壇者にプレゼンのコツを尋ねたところ、多くの方がやはり「準備の大切さ」を主張されていました。

私自身も「準備」を何より大切にしたことで、昨年とは違った確かな手ごたえがあり、沢山の方からお褒めの言葉を頂くことができました。

今回は、何度も失敗を繰り返してきた中で見つけた、プレゼンの事前準備方法をお伝えします。私が社会人になる前に知りたかった、とっておきの準備法です。

それではいってみましょう!

 

■どんなに時間がなくてもやるべき3つの準備

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photo credit: Audringje via photopin cc

「明日プレゼンをしてほしい」と言われたら、あなたは何を準備しますか?

どんなに時間がなくても絶対に押さえておくべき3つの準備をご紹介しましょう。

【1】プレゼンの趣旨をもう一度確認する

まず、プレゼンの目的を確認しましょう。誰に、どんな行動をとって欲しくてプレゼンをしますか?

プレゼンは、聴き手の心を掴み、行動に繋げるためにするものです。

外部からの講演依頼であれば、何を求められているか、会の趣旨をきちんと掴みましょう。

【2】聴き手を徹底的に調べる

先日参加した「EdTech Festival」では、ネット上に参加者のTwitterアカウントが公開されていました。

どんな人が参加するのか、今なら容易に調べることができます。

プレゼンの相手が誰なのか、できる限り明確なイメージをもって本番に臨みましょう。

【3】伝えたいメッセージを絞る

プレゼンの良し悪しは最後のメッセージで決まると言っても過言ではありません。

一度準備ができても、会の趣旨と聴き手を分析して、もう一度伝えたいメッセージを検討しましょう。

シンプルかつ、明確で分かり易い言葉を厳選する。これがプレゼンのレベルをグッと高める重要なポイントです。

 

■本番までの1週間ですべき4つのこと

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photo credit: Andrew* via photopin cc

プレゼン資料が完成して、本番まで残り1週間。あなたはどんな準備をしますか?

頭の中でイメージするだけでは不十分です。身の周りのツールを使ってプレゼンの質を高めましょう。

【4】ビデオを撮る(悪い癖を知る)

自分のプレゼンを見たことがありますか?プレゼンを一番磨く方法は、自分をよく分析することです。

iPhoneなどスマホを使って、自分のプレゼンを動画で撮影しましょう。誰でもできます。簡単です。

自分の姿勢、振る舞い方、一つ一つの動作を確認することで、プレゼンは確実に上達します。

【5】音声だけ聴く(間を掴む)

プレゼンの動画を撮ったら、映像抜きの音だけで聞くのも良い手段です。

「えー」や「あのー」と言った言葉の癖や、言葉に詰まったところが手に取るように分かります。

そして大事なのは「間」を把握すること。「間」を意識してコントロールできるようになれば、聴き手の心をしっかり掴むことができるでしょう。

【6】アクシデントを想定する(リストを作る)

プレゼンでは、予想外のことが頻繁に起こります。しかし、そんな事態もリストを事前に作って整理しておけば容易に回避できます。

特に効果があったのは問答集の作成。質問されそうなことを事前にイメージすることで、プレゼンの内容自体も磨きがかかりました。

それからアクシデント対策も重要です。マイクの不備や映像の音声エラー。あらゆるアクシデントをリスト化して、動じない心を作りましょう。

【7】本番と全く同じ状況で練習する

プレゼン前日にぜひお勧めしたいことがあります。それは本番と「全く」同じ状態で練習することです。

本番会場で練習することがベストですが、家でも同じようなイメージを作ることができるでしょう。

本番の服装で、前後5分間も合わせて準備しましょう。心臓がバクバクするくらいの緊張をもって練習できたら最高です。

 

■本番(直前)にするべき3つのこと

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photo credit: wwarby via photopin cc

いよいよ本番当日。

緊張した頭が真っ白になりそうなのを堪えて、ぜひ最後の3つの準備を進めましょう。

【8】会場の人と積極的に会話する

多くのプレゼンの場合、事前に会場の人と話す時間があります。この時間を有効に使いましょう。

私は隣に座った人や、周りにいる人と積極的に会話するようにしています。聴き手と先に仲良くなってしまうのです。

プレゼンは競争ではありません。本番だけが全てではありません。会場にいる時間をフルに使ってプレゼンを補完しましょう。

【9】最初の1分のイメージをとにかく繰り返す

プレゼンまで残り1時間。緊張で頭が真っ白になりそうな状態をこらえて、最初の1分間をとにかくリハーサルしましょう。

プレゼンの勝負は最初1分で決まるとよく聞きます。どうすれば聴き手の心を掴むことができるのか直前まで練り込みましょう。

最初に話す言葉、観客の反応、グッと心を掴む仕掛け、全てを何度も頭の中で繰り返せば、もう何も恐れることはありません。

【10】全部忘れて目の前の景色を楽しむ

プレゼンまで残り5分間。頭が真っ白になりそうな状態をこらえ…る必要はもうありません。

ここまで来たら後は練習を信じて、全部忘れてしまいましょう。それよりも、聴き手の人たちの喜ぶ顔をイメージすることが大切です。

会場にいる人たちの顔をしっかり見て、彼らへの感謝の気持ちを言葉に込めて、目の前の景色を思いっきり楽しみましょう。

 

今回のカギ

いかがでしたか?どれも私が失敗を重ねながら身に付けてきたプレゼン準備のノウハウです。

最後にもう一度10の準備(カギ)を整理しましょう。

■どんなに時間がなくてもやるべき3つの準備
【1】プレゼンの趣旨をもう一度確認する
【2】ターゲットを徹底的に調べる
【3】伝えいたいメッセージを絞る

■本番までの1週間ですべき4つの準備
【4】ビデオを撮る(悪い癖を掴む)
【5】音声だけ聴く(間を掴む)
【6】アクシデントを想定する(リスト作る)
【7】本番と全く同じ状況で練習する

■当日(直前)にすべき3つの準備
【8】会場の人と積極的に会話する
【9】最初の1分のイメージをとにかく繰り返す
【10】全部忘れて目の前の景色を楽しむ

プレゼンを成功させるためのコツは準備であり、準備することでプレゼン能力は確実に磨かれます。

プレゼンテーションに不安を抱える皆さん、ぜひ事前準備を大切にしましょう!

@3_wa

 

参考記事

今回はプレゼンの「事前準備」に焦点を当てて説明しましたが、「スライド作成」や「振り返り」など、プレゼンテーションを磨く方法はまだまだあります。

これまでもプレゼンのノウハウを記事にまとめてきましたので、良かったら合わせてご覧ください。

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