昨日は「あとで読む」の3つの罠という記事を書きました。
記事をただ読み返すだけでなく、自分の考えや思いを込めた言葉を感想として自分のブログにまとめる。
これが私の考えた解決策ですが、言葉にして残すのは中々難しいものです。
そこで今回は、「自分の言葉を増やすための工夫」についてご紹介します。
気になった言葉は、みんな重なるもの
本の感想や記事の感想を書こうと思った時に、こんなことで悩みました。
「誰かに”パクリ”とか言われたらどうしよう」
特に気になったが本の感想を書くとき。すでに沢山の方がレビューしている本の感想を書かれていると、なぜだか気持ちが前へ向きません。
しかも、です。自分と同じような感想を持ち、気になったフレーズまで同じだと、もはや自分が書く理由があるのか分からなくなります。
でも、そこで筆を止めてはいけません。
自分だけの言葉は、誰にだって作れるのです。
体験は誰にも真似できない
書評ブログとして「404 Blog Not Found」のdankogaiさんは以前こんなことをおっしゃっていました。
書を語るな、経験を語れ
自分の胸になぜ響いたのか?その理由を掘り下げていくと、必ず自分の経験にたどり着きます。失敗した経験やつまづいた経験。それがあるからこそ本の言葉は、自分に取っての「学び」に変わります。
例えば、片付けの本を読んだとしましょう。「1ヶ月着ていない服は、きっとずっと着ない」「ものを持たないことが究極の片付け」など、いろんな言葉と出会う中で、必ず自分の過去を振り返るタイミングがあるはずです。
「ずっと着ていない服がある」
「以前からものを買いすぎてしまう傾向がある」
どんな服が捨てられないのか?いつからものを買いすぎるようになったのか?掘り下げていけば、自分だけの経験が表れ、自分ならではの感想(言葉)が生まれてきます。
ただ、ここで誤解して欲しくない事は、オリジナルな言葉を生み出すこと自体にはあまり意味はないということです。
大切なのは未来の経験
です。
もう少し詳しくご説明しましょう。
先ほどご紹介した片付けの本を例に挙げると、読んだ本からどれだけ学びがあったとしても、それで片付けが進まなかったら意味がありません。
片付けならまだわかりやすいですが、これが哲学書ならどうでしょう。「どう生きるか」といった大きな問いは、1週間もすれば忘れてしまうのではないでしょうか。
ここに大きなヒントがあります。読んだ本や記事だけでなく、自分のブログと何度も向き合い、自分の「変化」を作り出すことの方がずっと大事なことなのです。
そうした変化の先に、自分が感動した本や記事の著者と同じように、誰かに伝えたくなる「言葉」が自然と生まれてくることでしょう。
今回のカギ
「自分の言葉を増やす」
そのためには、刺激を受けた出来事に対して、自分の過去の体験を加えて整理するのが最初の一歩です。
でも、そこで終わらせず、未来を変え続けることで、言葉は本当の意味でオリジナルなものとなり、財産になります。
そのためにも今年はブログを書くことだけでなく、「活かす」ことにも力を入れていこうと思います。
良かったら、ぜひご一緒に。