先日、DMM英会話ブログで、私のインタビュー記事が公開されました。
「年間450本コツコツとブログ書いてた」Forbes UNDER30に選ばれた三輪氏の挑戦 | DMM英会話ブログ
英語を学んでいる人、これから学ぼうと思っている人向けの記事ということで、取材を受けることが決まった時点から緊張していたのですが、結果的には凄く楽しい取材になりました。
インタビューをしてくれた方が、以前から尊敬しているライター(編集者)Nさんだったこともありますが、「もう一度取材をお願いしたい」と思うインタビュアーにはいくつか特徴があるなと思ったので、ここでまとめてみます。
事前準備が丁寧で、徹底している
まず、取材当日までのやり取りは相手の印象を大きく左右します。今回取材のインタビュアーNさんは、日程の調整や当日のお願い事項を確認するまで終始丁寧で、当日安心して取材を受けることができました。
ここで一つ告白すると、Nさんは以前からよく知っていたこともあり、正直もっとくだけた事前やり取りになると思っていたのですが、プロの取材者として、あえて少しだけ距離を置きながら、事前の連絡を取り合っていたように思えます。
また、取材にあたっての準備にも大変感心しました。インターネット上に公開されていた他の記事にはしっかり目を通されており、SNSを確認されたのか最近の活動についてもよくご存知で、びっくりしました。
ちょうど先日、起業家を目指す大学生に向けて「事前に調べることが大事だ」という記事を書いていますが、良いインタビュアーになるためにも、事前に徹底して調べることはすごく大切なことなんだなと改めて感じました。
気づいたら、本音が引き出されている
ここからが本題。良い記事を書いてくださるインタビュアーは、相手の本音を引き出すのが本当に上手です。
事前準備がしっかりしていることは言うまでもありません。それによって、質問に深みが増すことで、答える側も深い部分まで向き合って言葉を引っ張り出してくる必要があります。
ただ、それだけではなく会話を楽しんでいる方が多いです。事前に用意した質問を読みあげるのではなく、アドリブも交えながら会話を楽しむ。今回も、会話を繰り返すうちに話が盛り上がり、気づいたら自分の本音が引き出されたような印象を受けました。
絶妙なパスを受けることもあります。自分ですら整理できていない気持ちや思い出の蓋を開けるようなパス(質問)が急に飛んできて、体が勝手に反応して良いシュート(会心の答え)が打てることもあります。
全て狙ってできているわけではないと思いますが、気づいたら本音が引き出されているような取材は、受ける側としても本当に楽しいです。
言葉の切り取り方や編集の仕方で、もう一度驚かされる
これだけでも十分満足ですが、良いインタビュアーはさらに期待を超えてきます。
今回はいただいた記事のタイトルを見て、思わず「そこかよ!」と思ってしまいました。英会話ブログのはずなのに「年間450本コツコツとブログ書いてた」というタイトルはいかがなものか?と疑問に感じつつも、続きが気になって仕方ありません。
見出しも「交渉のテーブルでは、「正しい英語」よりも「話の主導権」を握ることが重要」や「海外でビジネスしたい!」とか大きな目標を持ったら挫折するなど心に引っかかる言葉ばかりで、言葉の切り取り方や編集でこうも見え方が違うのかとビックリしました。
他にも、あえて口調に変化をつけることで文章のリズムをつけられていて、語り手の人柄を文章だけで表現できるのは、さすがだと思いました。
まとめ
以上、「もう一度取材をお願いしたい」と思うインタビュアーの特徴をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
もう一度ポイントをまとめてみます。
- 事前準備はできる限り丁寧に、そして徹底的に
- 会話を楽しみつつ、相手の本音を自然に引き出す
- そのまま言葉を文章にするのではなく、切り取りや編集で驚きのポイントを作る
今回は取材される立場でしたが、私も取材する機会があるので、これから一つ一つ実践してみます。
よかったら、ぜひご一緒に!
参考書籍
ふと気になって参考書籍がないか調べてみたところ、良いインタビュアー(聴き手)になるヒントを掴めそうな本が沢山ありました。
備忘録もかねて気になった本のリンクをいくつか紹介します。もし既に読んだ本がありましたら、ぜひ感想教えてください!