先日見た『20年後の君へ』というドラマ。
3人(4人)のリーダーを描いた番組から、夢に挑戦する勇気をもらった方も多いのではないでしょうか?
そんなリーダーたちのドキュメンタリードラマから、これからの教育に必要なことを学びました。
リーダーシップを映像で。
『リーダーシップの旅』という大好きな本の中で、リーダーシップとは結果ではなく過程のことを指す、と述べられています。
ドラマの中で登場する3つの実話に基づいたエピソードは、まさに過程について描かれており、逆境に屈しないストーリーには心を打たれました。
今では有名になったリーダーと呼ばれる方々。そんな人たちの困難と克服の道のりを疑似的に体験できる映像は本当にすばらしいです。
特にバングラデシュで奮闘する女性企業家・山口絵理子さんのストーリーは、何度本を読んでも実際にバングラデシュにいかなければわからない部分があります。
バングラデシュの景色。人々の声。町の音。完全ではありませんが、本から伝わらない多くのことを映像は伝えてくれます。
リーダーシップが旅(=過程)を示すのであれば、過程を表現できる映像はリーダーシップを教える最高の教材になり得るでしょう。
教育に映像を。
学校の授業でノンフィクション番組やドキュメンタリー映画を見たことがあるでしょうか?
少なくとも私にはそういった経験がありません。
映像コンテンツがなかったわけではないと思いますが、カリキュラムの完全消化などの事情で、学校側に余裕がなかったのではないかと思います。
しかし、オンラインスクールや良質な映像教材の誕生により、「教える」ことはもう場所に縛られず、自分のペースで勉強できるようになりました。
すでにアメリカの学校では、数学の授業でKhan Academy(カーン・アカデミー)の優良動画を活用し、生徒にあった教育カリキュラムを再構成している例もあります。
これからの学校の役割として、「教える」要素はもっと減り、「育てる」要素はもっと増えると私は信じています。
そして、そんな「育てる」授業を加速させるものが、リーダーシップ溢れる人のドキュメンタリーだと思うのです。
リーダーシップや協調性といった、言葉にまとめにくい大切なことを教える授業づくりの重要なツールとして、映像コンテンツのニーズは更に高まるのでしょう。
そういえば、ドラマ『20年後の君へ』のCMでは、docomoの携帯電話の歴史がきれいにまとめられていました。
ペットボトルよりも大きな電話を使用していた20年前から、携帯電話は想像もしえなかったような進化を遂げています。
教育も、机と紙に縛られない時代がそろそろ訪れても良い頃でしょう。
20年後の理想の教育を日々練りながら、少しずつ今の自分にできることをしていこうと思います。
@3_wa