人の「死」が変わろうとしています。
ソーシャルメディアの登場で、死んだ後に言葉を発信することもできるようになったのです。
これにより未来はどう変わるのか?IT関連のニュースサイトMashableの元編集長、アダム・オストロウさんが想像する死後のデジタルライフについてご紹介しましょう。
ソーシャルメディアの記録から生まれるもの
現在10億人近い人がソーシャルメディアを活用しています。
1分ごとに48時間分の動画がアップされるYoutube、1日に2億回つぶやきがあるTwitter、1人当たり月90回投稿されるFacebook。
これらの記録は新しいものを作るチャンスを与えてくれます。
死と連動したWEBサービス
if i dieというWEBサービスをご存知でしょうか?
あらかじめ保存しておいたメッセージや動画を死後に投稿してくれるサービスです。 他にも、1000memoriesというサービスなら亡くなった親しい人を偲ぶ言葉を投稿できます。
「死」と連動したWEBサービスが徐々に誕生しているのです。
新しい未来を作るサービス
MIT研究員のデブ・ロイさんは、赤ちゃんの生活を全て記録することで、言語を習得する過程を導き出しました。こういった記録・分析によって、人格がどのように形成されるかもシミュレートできるようになってきたのです。
過去のつぶやきから次のつぶやきを予測するサービスもすでに存在しています。愛する人の記録から、ホログラム再現することも実現不可能ではないでしょう。
死んでもデジタル上ではまるで生きているかのように存在する技術が生まれつつあります。 しかし、果たしてそれで良いのでしょうか?
「死」をどう捉えるのか。改めて考えるべき時代がやってきたようです。
今回のカギ
大河ドラマなど歴史を再現したドラマはすべて記録を便りに生まれました。
かつては一部の人しか残らなかった記録。これが現在、10億人の記録がネット上にあると考えるとすごい世の中です。
今回のカギは、
■もっともっと記録していこう!
です。
記録を死後どのように活かすかはまだ見えていませんが、記録して損することは滅多にありません。
いつか記録を楽しく有益に活用する日が来ることを信じて、今からコツコツ記録していきましょう!
動画情報
約5分半の動画です。日本語字幕もありますので、ぜひご覧下さい。
アダム・オストロー:生涯最後の近状報告をしたあと
Adam Ostrow: After your final status update
※iPhone/Android等スマートフォンからはこちらの動画をご覧下さい↓
[1分TED]について
「TEDを見たいけど、英語が苦手。」
「10分は少し長い、見る時間がない。」
そんな声から、1分間で動画の魅力がわかるTED紹介、略して[1分TED]は始まりました。この記事を読んで、少しでもTEDの楽しさや面白さが沢山の人に伝わればと思っています。
NHKでも毎週月曜、夜11時から放送されていますので、ぜひご覧いませ。
スーパープレゼンテーション|Eテレ NHKオンラインそれでは、これからも楽しいTEDライフを!
@3_wa