10年後に生き残る仕事とは?『ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』の[1分書評]

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10年後の未来を想像したことはありますか?

自分の未来を描いたことがある方は多いでしょう。しかし、例えば10年後の就活人気ランキングを考えたことはありますか?

これからご紹介するのはロンドン・ビジネススクールの有名教授が予想する10年後の「働き方」についてです。本の中で紹介されていた3つのシフト(=転換)をお伝えしましょう。

 

1.ゼネラリストから「連続スペシャリスト」へ

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photo credit: nickwheeleroz via photopin cc

先進国から仕事がなくなりつつある現状をご存知ですか?

途上国の人々が少ない給料で高い質の仕事をし始め、機械による自動化も進んでいます。インターネットの普及もあり、浅く広い知識や経験だけでは職を失う可能性が出てきたのです。

そのために「複数」の専門性を身に付けらければいけません。一つの専門性が使えなくなる危険を考え、「複数」必要なのです。長い職業人生を走りきるために、仕事のペースに緩急をつけ、たまには道を変えていきましょう。

 

2.孤独な競争から「協力して起こすイノベーション」へ

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photo credit: The U.S. Army via photopin cc

ゼネラリストでなくなるということは、足りない部分が生まれることです。しかし、恐れる必要はありません。

過去と比較して、何事でもコラボレーションしやすい時代になってきました。ネットワーク上で世界各国の人々と簡単に連携することができるようになり、同じ意思を持つ人を見つけやすくなったのです。

そして同じ意思を持つ人が、異なる専門性や価値観を合わせることで、イノベーションが起こります。大規模な仕事でも小規模な仕事であっても、人間の想いを起点とした専門性の掛け算が今後更に増えていくことでしょう。

 

3.大量消費から「情熱を傾けられる経験」へ

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協力すると利益が失われると心配する人もいるでしょう。しかし、10年後の利益とはいったい何を指すのでしょうか?

現在、先進国で暮らす人々は、生活環境が一定の水準を超え、単純にお金を稼ぐだけでは幸福感を得にくくなりました。この流れは更に続くでしょう。ここで重要になるのが「経験」という利益です。

社会に貢献する意義や、家族や友人と過ごすといった「経験」を求める働き方が今後増えるでしょう。人との繋がりを大切にし、経済的な利潤のみを追求しない仕事へ。これこそが孤独と貧困から自由になる働き方なのです。

 

今回のカギ

今回のカギは、

■10年後の流れをイメージして、今できることを始めよう!

です。

10年前と比較して、今の働き方は大きく変わりました。10年後には更に大きな変化が起こるでしょう。この変化を自分で予想し、主体的を持って働き方を選んでいくことが豊かな人生をおくるカギなのです。

今の働き方に悩んでいる社会人の方、現在就職活動をしている学生の皆さんにぜひ読んでいただきたい1冊でした。

@3_wa

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