1分間で大切なことを伝えられますか?
伝えられないとしたら、それはきっと大切なことを分かっていないからです。
人は教えること、つまりアウトプットによって学んでいきます。
今回は、人生を豊かにする1分間アウトプットのコツを3つ紹介しましょう。
【1】まず問いを立てる
「わかった」が「わかったつもり」だったことはありませんか?
この差は最初の「問い」によって生まれます。自分は何を学びたいのか?どんな答えが知りたいのか?
積極的に学ぶ意識があって、はじめて「わかった」になるのです。
読書であれば、何のために本を読むのか「問い」を作りましょう。そして本の中に「答え」を探しに行くのです。
【2】答えをつくる3つの材料を探す
「問い」ができても、「答え」は簡単に見つかるものではありません。
自分だけの「問い」ですから、「答え」も自分で作る必要があるのです。これは料理と同じです。
勉強は、料理のための材料探しです。どんな材料でも構いませんが、できれば3つに絞りましょう。材料を増やしすぎると調理に時間がかかるからです。
大切なのは調理の方法。どんなに良い材料でも、調理方法を間違えたら・・・想像がつくでしょう。
【3】川の流れをイメージして1分間アウトプット
それでは料理方法、つまり「アウトプット」のコツをお伝えします。
アウトプットのコツは、「流れ」を作ることです。「問い」から「答え」にたどり着くまでに、先ほど用意した3つのポイントを流れるように整理するのです。
調理の順番があるように、アウトプットにも順番があります。一番のコツは、相手のことを真剣に思って順番を考えること。これも料理と同じですね。
「問い」を共感してもらい、3つのポイントを理解してもらいやすいストーリーに組み替え、納得のいく「答え」に繋げる。相手に少しずつ近づいていく意識が大切なのです。
以上ですが、大切なことをあと1つだけ。
アウトプットする以上、伝える相手が存在します。この相手こそが、学びを深めてくれる最大のポイントです。
これも料理と同じでしょう。目の前で「美味しい」と言ってくれる人がいるから料理は上手になるのです。
良きパートナーと「アウトプットし合う」。これができれば勉強は一気に加速します。
あとがき
『必ず覚える!1分間アウトプット勉強法』の書評を1分間アウトプット形式にまとめたのですが、いかがでしたか?
疑問を持ち、答えを拾いにいき、短くまとめる。これは本で紹介されている「世界史」「法律」「英語」の勉強だけでなく、プレゼンテーションやブログにも共通する素晴らしい手法だと思います。
声や言葉にして、フィードバックをもらいながら少しずつ学んでいく。これからもぜひ実践していきたい勉強法です。
大学受験、就職活動などあらゆる場面で使える勉強法かと思いますので、ご興味ある方はぜひ一読ください!