バングラデシュという国が大好きな@3_waです。
社会人になって最初の連休も、2年目の夏休みも、正月休みもバングラデシュに行きました。なぜバングラデシュにここまでハマったのか、その経緯と小さな野望をご紹介します。
バングラデシュとの出会い
大学時代、私はマザーハウスという会社で、インターンとして働きました。
マザーハウスの理念は“途上国から世界に通じるブランドを作る”こと。バングラデシュの工場から銀座のお店に並ぶバッグ作りを目指し、それを本当に実現した素晴らしい会社です。
マザーハウスの社長、山口絵理子さんは「情熱大陸」でも取り上げられた日本を代表する社会起業家。ビジネスの可能性、バングラデシュの可能性を教わった刺激的な毎日でした。詳細はぜひ書籍で確認して頂きたいです。
参考:[1分書評]『裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ) 』山口絵理子 | みんなの扉を開くカギ
参考:[1分書評]『裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社BIZ)』山口絵理子 | みんなの扉を開くカギ
税所篤快との出会い
マザーハウスのインターンとして初めて訪れたバングラデシュ。待っていたのは素敵な出会いの連続でした。その中でも一番印象的だったのが、当時まだ20歳の大学生、税所篤快との出会いです。
ノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行総裁、ムハマド・ユヌス博士のもとで修行をしていた彼の一言があまりに衝撃的でした。
映像教育でこの国の教育格差の壁を壊したい!
途上国の教育格差への問題意識から国際協力の仕事を選んだ私にとって、これほど腑に落ちた言葉(夢)は過去ありませんでした。この一言がキッカケで、約3年間ずっと彼と一緒にバングラデシュで活動してきています。
e-Educationプロジェクト始動
税所篤快と共に始めた活動の名前は「e-Education Project」。スローガンは“アジア最貧国ドラゴン桜”でした。貧しい高校生たちに最高の映像授業を提供して、No.1国立大学を目指す挑戦が始まったのです。
1年目の結果は、大成功でした。1名の生徒が国内No.1のダッカ大学へ進学し、全生徒30名のうち18名の生徒が大学へ進学しました。涙が出るほどの感動を味わい、社会人になってからもずっと一緒に活動してきました。
この功績が評価され、税所篤快の奮闘記とe-Educationプロジェクトの挑戦は書籍化されました。多くの方から好評をいただき、現在も活動の幅を広げて、途上国における映像教育による教育改革に挑んでいます。
参考:e-Education Project.eラーニングで途上国に革命を。
参考:[1分書評]『前へ ! 前へ ! 前へ ! ― 足立区の落ちこぼれが、バングラデシュでおこした奇跡。 ―(木楽舎)』 税所篤快 | みんなの扉を開くカギ
雑誌『Manush』作成
バングラデシュでは他にも素敵な出会いが沢山ありました。大学生、青年海外協力隊、民間企業やNGOの方々。年齢も経歴も職種も異なる人たちが、それぞれバングラデシュに貢献するために汗を流していたのです。
バングラデシュで輝く”人”をもっと多くの人に知ってもらいたい。
この想いから、日本の大学生や高校生を対象にしたバングラデシュの雑誌を作成しました。名前は『Manush(マヌーシュ)』。バングラデシュの言葉で「人」という意味です。人のストーリーをとにかく集めました。
完成した雑誌2,000部は、関西の大学生を中心に、出来る限り直接渡しました。「こんな人になりたい!」「バングラデシュに行ってみたい!」という感想を頂き、大きな手応えと震えるほどの喜びを感じました。
iPhoneアプリ『Banglab』開発
雑誌を作ってから、もっと多くの方にバングラデシュの魅力を知って欲しいと思うようになりました。できればもっと気軽に、楽しみながら知ってもらいたい。悩んだ末に出した答えはiPhoneアプリの開発でした。
プログラミング経験はありませんでしたが、0から2ヶ月でiPhoneアプリを作成された、またよしれいさん(@Sayobs)の方法を参考に、0からアプリ開発をしました。結果、私も2ヶ月でアプリを作ることができました。
バングラデシュの「?」を「!」に変えるiPhoneアプリ『Banglab(バングラブ)』は、沢山の方から好評を頂きました。アジア最貧国という悲しいレッテルを剥がすキッカケを作れたことが、とにかく嬉しかったです。
参考:iPhoneアプリを0から2か月でリリースするまでにした5つの事前準備.h | みんなの扉を開くカギ
参考:iPhoneアプリを0から2か月でリリースするまでにした20のこと.m | みんなの扉を開くカギ
Banglab 1.0(無料)
カテゴリ: 教育, 旅行
販売元: MIWA KAITO – KAITO MIWA(サイズ: 14.6 MB)
バングラデシュ人の親友、マヒンの来日
雑誌製作にiPhoneアプリの開発。どちらも一生の思い出ですが、一番嬉しかったことは、e-Educationのバングラデシュ代表パートナーのマヒンがその功績を認められ、日本の大学院への留学が決まったことです。
貧しい農村部で生まれながら、努力を重ね続けてNo.1ダッカ大学へ進学したバングラデシュの大学生マヒン。私にとって大切な親友です。そんな彼がつい先日、日本に到着して早速電話をくれました。
「開人、ついに日本に来たよ!
これからいっぱい日本のことを教えてね。
日本のことに一番詳しいバングラデシュ人になりたいから!」
私の心に火がつきました。
マヒンに負けないバングラデシュブロガーに!
Facebookやメールを活用して、バングラデシュの大学生や高校生に日本の良さを発信していくと宣言したマヒン。私も負けてられません。
バングラデシュの魅力をもっともっと多くの人に伝える!
私の新しいミッションができました。これからはブログを中心に、バングラデシュの魅力をお伝えできればと思います。
今回のカギ
バングラデシュから日本へ来た親友の一言で火がつきました。
これからは、
■マヒンに負けない、日本一のバングラデシュブロガー
を目指して頑張ります。
どうぞよろしくお願いします!
@3_wa