内向的なことはいけないことでしょうか?
人口の3分の1は内向的なのに、その力を抑え込むのは社会にとって大きな損失では?
この疑問を投げかけたのはスーザン・ケイン氏。
弁護士になった後、自分の内向性と向き合ってベストセラー本を生み出した作家ケイン氏の言葉をご紹介します。
内向的な人のパワーとは?
学校や職場では外交的な人が評価され易いですが、内向的な人が優れている点も沢山あります。
まず外部からの刺激によって左右されにくく、深い思慮の中で自分だけの意見を導き出せます。
また、他の人をよく観察し活かすことができ、良きチームを作り上げることもできます。
内向的な世界的リーダーたち
歴史上、内向的な偉人は沢山います。
E・ルーズベルト、ガンジー、ダーウィン、スティーブ・ウォズニアック。
歴史を変えたリーダーも、クリエイティブな芸術家もいます。
モーセ、キリスト、釈迦といった宗教者たちも静かな大自然の中で孤独と向き合い啓示を受けました。
歴史を遡ると、内向性が重要なことがよく分かります。
大切なのはバランス
外交的な人と内向的な人。どちらも社会には不可欠です。
そんな両者が気持ちよく共存するために、ケイン氏は3つの主張をしました。
1.グループワークはほどほどにしましょう。
2.山小屋など静かな場所にいって、自分の内側と向き合う時間もつくりましょう。
3.鞄の荷物を見せ合うような、お互いが歩み寄る機会をつくりましょう。
大切なのはバランス感覚。
皆が長所を活せるよう、認め合い、伸ばし合う環境を作っていきましょう。
【感想】自分の内向性に目を向ける
私は外交的な人間だと思いますが、学生時代いきなり未来が不安になった時期があります。
救ってくれたのは内向的な友達で、彼のアドバイスによって私は海外を一人で放浪する旅に出ました。
自分の内面と向き合った半年間。以来、一人の時間が大好きになりました。
もし何か不安を抱えている外交的な方には、ぜひ静かな環境づくりをおススメしたいです。
@3_wa
動画情報
約19分の動画です。日本語字幕もありますので、ぜひご覧くださいませ。
[1分TED]について
「TEDを見たいけど、英語が苦手。」
「10分は少し長い、見る時間がない。」
そんな声から、1分間で動画の魅力がわかるTED紹介、略して[1分TED]は始まりました。この記事を読んで、少しでもTEDの楽しさや面白さが沢山の人に伝わればと思っています。
NHKでも毎週月曜、夜11時から放送されていますので、ぜひご覧いませ。
スーパープレゼンテーション|Eテレ NHKオンラインそれでは、これからも楽しいTEDライフを!
@3_wa