「何を言っているのか分からない」
「言うことはわかるけど、納得出来ない」
「確かにそうだけど、やる気になれない」
話した相手にこう言われたことってありませんか?
一度でも言われた経験があるなら、あなたはまだ『人を動かす伝え方』を身につけられていません。
今回はすぐに効果のある7つの方法をご紹介します。プレゼンテーションや会議の発言など、聴き手に行動してもらうための話し方のコツです。
【前提】理解⇒納得⇒行動
その前に伝える目的を整理しましょう。目の前の聴き手に対して、あなたは何を求めますか?
もしプレゼンテーションであれば、理解してもうだけでは不十分であり、「うんうん」と納得してもらってもまだ足りません。行動してもらうことが一番の目的でしょう。
理解、納得、行動。
この3つのステップを超える方法を順番にお届けします。
【理解】してもらうための伝え方
初対面の人は最初から心を開いてくれているわけではありません。はじめて話す内容を理解してもらうには工夫が必要なのです。すぐに使える3つのコツをご紹介しましょう。
1.身近なネタで共通点を探す
まずここから始めましょう。共通点が見つかると、相手の心は開かれます。
大きな話をする必要はありません。どこにでもある、誰もが経験しているだろう身近なネタを切り口にしましょう。あなたが聴き手の近い立場にいる人間であることを示すのです。
2.パワポは1スライド7文字
インパクトも重要です。良いコピーであれば、それだけで相手に理解してもらえます。
スライドを見せるときも短くて大きな文字に拘りましょう。細かい文字は其れだけでも壁を作ってしまいます。小学生でも理解できるようなシンプルな言葉を選びましょう。
3.目の前で書く
言葉は耳にしか入ってきませんが、動作はハッキリとした映像として目と耳で記録されます。これを利用し、目の前で書くという手段も効果的です。
その場で書かれた言葉には説得力があります。聴き手のペースに合わせて、手を動かしましょう。
【納得】してもらうための伝え方
心を開いてくれても、自分の関心に沿った話でなければ深い納得は得られません。「うんうん」と聴き手が思わず頷いてしまうような伝え方をお伝えします。
4.「私」が主人公のエピソードを
人を納得させるのは、論ではなく物語です。続きが気になって夢中になるようなストーリーは人の心を掴みます。
また、他人から聞いた話ではなく「自分」の話を語るべきです。ありのままの経験を伝え、相手に自分の気持ちの変化を疑似体験してもらいましょう。
5.オノマトペで感情を届ける
「本当に楽しい」という言葉の解釈は人によって異なります。この言葉だけでは聴き手からの共感が得られません。
それよりも「ワクワク」「ドキドキ」といったオノマトペを使いましょう。こちらの方がずっとイメージしやすく、自分の感情を重ねやすいのです。
【行動】してもらうための伝え方
納得までしてもらえたらあと一押し。ですが、ここで一押しができていない人が多いのではないでしょうか?人を行動に移すコツを伝えます。
6.自信がなくても言い切る
「7〜8人の侍」と聞いて、どんな絵を思い浮かべるでしょう?実際の人数はさておき、「7人の侍」という言葉の方が強そうな印象を受けませんか?
自信がなくても言い切るように心がけましょう。特に数字を出すときは、事実を正確に伝えるより、相手が後々使えるよう伝えることが大切です。
7.絞って繰り返す
プレゼンはいろんな内容があるほどメッセージがぼやけるものです。だから時間が長くてもエピソードを増やさず、メッセージを絞ることを意識しましょう。
時間に余裕が生まれたら、その分繰り返すことが大事です。大切なことは何回でも繰り返し伝えるのです。
今回のカギ
いかがでしょう?もう一度7つのコツを整理しましょう。
1.身近なネタで共通点を探す
2.パワポは1スライド7文字
3.目の前で書く
4.「私」が主人公のエピソードを
5.オノマトペで感情を届ける
6.自信がなくても言い切る
7.絞って繰り返す
相手の行動に繋がる話し方ができていないと思う方は、どれか一つ実践してみましょう。人を動かすには、やはり実践を重ねることが一番の近道なのです。
1つずつ試し、ぜひ人を動かす話し方を身につけましょう。
@3_wa