【Studylog】学習系ライフログの決定版!
最近、すごく気になる学習サービスがリリースされました。
私は以前よりライフログを取るように心掛けており、Weightbotで体重管理したり、メディアマーカーで読書ログをつけたりしてきましたが、勉強のログツールとして「これだ!」と思えるサービスがありませんでした…。それから試行錯誤の上、Tap2Everというアプリを勉強専用ツールにして日々の勉強時間を記録していたが、「もう少し…」と思うことがいくつもありました。
そんな葛藤に終止符を受けてくれそうなのが、このStudylogというサービスです!サービスの内容は非常に秀逸なチュートリアルがクラウドスタディ株式会社のHPで公開されているため、ここでは同社代表の廣瀬さん(@takashi413)の言葉を一部引用いたします。
「人間の行動を方向付けているのは“結果”。ご褒美があったりほめられる(という結果がある)と行動は強化される」
「教科書なども電子化に向かう流れの中、『ある学習内容に向けてA社の教材とB社の教材がある場合、それぞれどれくらいの時間がかかり、結果どれくらい点数が上がるのか』といったように、学習ログを統合的に閲覧できるデータベースを持つことが重要になるのではないか」
「これまでライフログといえば、ログを集めるサービスばかりだった。studylogはそのライフログを使って、ユーザーが喜ぶサービスを作っていく」
引用元:“何を勉強した?”を共有し継続学習を助けるサービス–クラウドスタディが「Studylog」を公開 – CNET Japan
以上のような流れで生まれたStudylogですが、以下3つの点で非常に画期的なサービスだと思っています。
■1.行動分析学に基づいた学習継続の仕組み(結果に対する”褒美”の可視化)
■2.自動FBに加えた他者からの評価実施(他のオンラインスタディツールとの連携)
■3.代表の廣瀬さんが23歳(これには驚き…)
この中でも特に強調したいものは2.の他サービス(他者)との連携であり、大学受験においては道塾というオンライン形式の予備校を利用したら、日本全国どこからでも最高の教育を低価格で受けられるのではないかと思いました。
【道塾】次世代型オンライン学習塾!
先ほどあげた道塾についてもう少し詳しくお伝えいたします。まず、道塾の説明は先述同様、HPが非常に分かりやすいので割愛し、代表(塾長)の馬場さん(@u_baba)の言葉のみを一部引用します。
道塾は、さまざまな若者の未来への「道」となる塾でありたいという想いで、2年前の2007年3月に、現在代表である馬場祐平が個人事業として立ち上げました。対面して勉強を教えるのではなく、電話またはインターネット電話(Skype)によって「勉強の方法」を教える、まったく新しい形の塾です。毎週送られてくる塾生からの学習報告レポート(メール)を元に、原則毎週1回・30分間、勉強法・スケジュール管理・モチベーション管理といったことを指導しています。
この塾は、代表の馬場さんが「2ちゃんねる」上で連載していた経験をもとに生まれた塾ですが、現在では大学受験のみならず中学生への受験指導まで活動の幅を広げており、私は3つの点がこれまでの塾になかった大きな革新だと思っています。
■1.Skypeや電話指導を中心とした大学受験指導
■2.大学生講師を中心にしたリアルな受験(進路)相談
■3.代表の馬場さんが設立当時早稲田の7年生(これにも驚き…)
上記1.のSkypeを通じた学習手段としてはレアジョブなどのサービスがありましたが、大学受験としてはおそらく日本初のサービスだったと思います。
【道塾】×【Studylog】の化学反応
最後に、大学時代4年間大手予備校でバイトしていた私の経験を踏まえて、この2つのサービスがどうして革新的なのか、あと少し補足したいと思います。
■どちらもオンラインサービスを中心としていること
まず、2つのサービスはどちらもメールやTwitter、SkypeなどのWEBツールを非常に有効に活用しています。ここで強調したいことは、どちらも「場所に縛られない」ということです。現在日本では全国どこの地域でWEBの利用が可能です。つまり、田舎の学生であっても利用可能ということです。いや、むしろ田舎の学生にこそ、このサービスは適しているのではないでしょうか?私も地方出身の身ですが、このサービスともう少し早く出会いたかったと思ったものです。
■どちらも既存の予備校やその他学習塾とは競合しないこと
これも斬新的だと思っていますが、どちらのサービスも現時点において大手受験予備校と競合関係にはありません。むしろ、他の予備校との相乗効果を生み出している気がしてなりません。これは予備校バイト時代の気付きですが、現在塾生10万人を超える予備校は5社以上あり、日本の予備校産業は既に飽和状態にあるのではないかと思いました。ただし、予備校の決定的な弱点である「予備校通学時以外の受験勉強管理」についてはクリティカルな指導法がなかなか見つかりませんでした。
上記二つのサービスの特徴は「独学」に主眼を置いていることだと私は思います。受験生が普段予備校に通うのは平均して週2日程度です。では残りの5日間をどうマネジメントするか?これこそが予備校の抱える非常に大きな課題でした。ここに焦点を当てたことが両サービスの大きな優位性ではないかと思います。
■どちらの代表も20代!
最後が個人的には一番強調したいポイントなのですが、2つのサービスの創設者はいずれも20代の方々です。大手予備校の人気講師と呼ばれる人たちの平均年齢が40歳以上であるとどこかで聞きましたが、それに対して20代の方々が受験を始めとした教育界に挑戦しているのです。以前バイトをしていたときに「完璧な知識がないものは、受験を語ることはできないの か?」と悩んだことがありました。それに対して彼等は明確な答えを叩きつけてくれました。「教育は双方向のものであり、発信する側も受け取る側も共に成長していく。」そんな良いスパイラルを2つのサービスの節々から感じることができました。
既存のリソースを利用し、他のサービスとの連携を図りながら、日々進歩していく2つのサービスがこれから大学受験とはじめとした教育界にどのようなインパクトを与えていくか?これから目が離せません!!
参考
≪Studylogに関する記事≫
“何を勉強した?”を共有し継続学習を助けるサービス–クラウドスタディが「Studylog」を公開 – CNET Japan
行動分析学の知見に基づいた学習の進捗管理ツール「studylog」 :ベンチャーニュース:Venture Now(ベンチャーナウ)
勉強継続のコツは記録すること…無料の勉強進捗管理Webツール「studylog」 | リセマム (教育とIT、その他のニュース)
学習を継続できるウェブアプリ『studylog』登場|塾ニュース | 全国私塾情報センター
「勉強がいつも3日坊主な人も、勉強が継続できるようになる!」 無料のwebサービス『studylog』本日リリース!
≪道塾に関する記事・書籍≫
毎日新聞 2009年3月2日(月)「落ちこぼれのカリスマ メール、電話で独学支援」
≪紹介したiphoneアプリ(※studylogのアプリ化には期待です!)≫
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 3.0 以降が必要
カテゴリ: ヘルスケア/フィットネス 価格: ¥230
更新: 2010/07/19
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 4.0 以降が必要
カテゴリ: 仕事効率化 価格: ¥230
更新: 2011/01/12