新しい組織のカタチとは?『みんな集まれ!ネットワークが世界を動かす』の[1分書評]

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人は組織の中にいると、個性や才能を抑えてしまうことがあります。

それは組織として同じ方向に向かって走るための対価でしたが、今の技術を活用すれば個性が光る団体作りも不可能ではありません。

今回は『みんな集まれ!ネットワークが世界を動かす』から、新しい組織のカタチをご提案しましょう。

 

天井のあった、これまでの組織

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photo credit: ebergcanada via photopin cc

仕事の基本は、コミュニケーションと信頼関係です。

しかし、大企業になるほど、隣の部署で働く人の顔が見えなくなりますし、一緒に働いてるパートナーとの関係を作る時間も十分ではないでしょう。

組織であるほど力が発揮されることがありますが、新人の育成や移動してきた人への引き継ぎを始め、管理するためのコストも同様に発生します。

このコストが企業の成長を止めてしまう状態を「コースの天井」とよび、多くの企業がこの問題にぶつかっています。

 

床が光る、新しい組織

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photo credit: kennymatic via photopin cc

技術の発展、特にSNSの発達により、コミュニケーションや共有に係るコストは格段と減りました。

また、組織からの指示ではなく、自分の目標や想いをベースに仲間を集め、信頼で繋がった集団づくりも可能になりました。

その結果、「コースの床」に眠っていた個性や才能が光りだし、ユニークな集団行動が誕生しました。

自由で、主体性に溢れた新しい組織が増えつつあるのです。

 

新しい組織を作る上で大切なこと

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photo credit: josemanuelerre via photopin cc

主体性に溢れた新しい組織は魅力的ですが、もちろん欠点もあります。

完全に放置状態になると団体としての機能まで失う危険性があり、最低限の公約や協定が必要になります。

またSNSによってコミュニケーションをとるのであれば、最適なツール選択も重要なカギになります。

組織にあったツールを選び、核心に関する取決めを作れば、自由で大規模な集団プロジェクトが実現可能になるのです。

 

今回のカギ

この本には組織論の他に、コミュニティ作りや個人のメディア化など、ソーシャルツールによるネットワークの変化が事例付きで分かりやすく描かれています。

ただ、こういった多岐にわたる複雑なテーマだと、どうしても読後感のモヤモヤが残ってしまうものです。

そこで、今回のカギは、

■読む狙いを絞ろう。たとえば今回は「組織論」

です。

目的を絞ると、本の内容がスッと頭の中に入ってくるものです。オススメの読書法なので、良かったらぜひお試しを!

@3_wa

 

ソーシャルツール関連本

この本ではSNSによって世界がどのように変化していくかが描かれていますが、具体的な活用法についてはあまり触れられていません。

もしTwitterやFacebookを本格的に導入して、新しい組織を作ろうとしているのであれば、以下の本がオススメです。

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