「ゲームとゲーマーは世界を救う。」
人類が今後生き残るには週210億時間ゲームをすべきだと語るのは、ゲームデザイナーのジェインさん。
そんなゲームの魅力をたっぷり紹介しましょう。
ゲーム=達人養成マシーン
日本の平均的な若者は21歳までに1万時間ゲームをします。
これは小学校5年生が高校を卒業するまでの授業時間と同じであり、認知科学では1つの道を極めるために十分な時間だと言われています。
ゲームは達人をつくるのです。
ゲームで現実世界を変える力を磨く
ゲームは人を磨きます。
・主人公として積極的に問題解決に挑む行動力。
・価値観を共有した仲間たちの共同作業。
・相手の短所を見抜き、自分の長所で戦う戦略性。
・スケールの大きな問題を解決する達成感。
現実世界で役立つ力を楽しく身につけることができるゲーム。実際、飢餓を生き抜くゲームが文明消滅の危機を救ったという歴史も存在します。
ゲームには力があるのです。
世界を変えるゲームはすぐそこに。
ジェインさんたちは現実世界を変えるための3つのゲームを開発しました。
石油がない世界を疑似体験する「World Without Oi」。
人類滅亡まで23年という設定で、生き抜くためのアイデアを出し合う「Superstruc」。
世界銀行と共同開発した「Evoke」は、実際にアフリカの大学と連携して社会を変える方法を学ぶことができ、ゲームクリア者は世界銀行から資格ももらえます。
開発途上国の人たちと一緒に、未来を良くするゲームを楽しんで欲しいと願うジェインさん。
10年後、10億人を超える達人(ゲーマー)の力を合わせれば、きっと世界は変わるはず。
さあ、世界を変えるゲームを始めましょう。
【感想】偏見に縛られない視点を
「ゲーム」というとどうしても「勉強」の対義語に聞こえてしまいます。
しかし、実際RPGゲームなどで鍛えた課題解決の力は社会人になってからも非常に役立っています。
ジェイン氏が語っていたのは、ゲームの力を存分に活かして世界も変えるというパラダイムシフト。
こういったシフトに対して偏見なく価値を見いだせる人になりたいものです。
動画情報
約20分の動画です。日本語字幕もありますので、ぜひご覧下さい。
[1分TED]について
「TEDを見たいけど、英語が苦手。」
「10分は少し長い、見る時間がない。」
そんな声から、1分間で動画の魅力がわかるTED紹介、略して[1分TED]は始まりました。この記事を読んで、少しでもTEDの楽しさや面白さが沢山の人に伝わればと思っています。
NHKでも毎週月曜、夜11時から放送されていますので、ぜひご覧いませ。
スーパープレゼンテーション|Eテレ NHKオンラインそれでは、これからも楽しいTEDライフを!
@3_wa