防災の日(9月1日)に、新しいウェブマガジンが誕生しました。
その名も「Standby(スタンバイ)」。以前から注目していたサービスですので、ぜひご紹介させて下さい。
失敗を乗り越えて誕生したウェブマガジン
街をつなぐ防災情報マガジン「Standby」の存在を知ったのは、8月の上旬でした。「READYFOR?」というクラウドファンディングサービスを活用して、資金調達をしていたのです。
しかし、資金調達は失敗。8月初旬にリリースを予定していた創刊も間に合いませんでした。このまま正式公開はしばらく先になるのか・・・と思っていたところ、8月29日に「9月1日創刊」のお知らせがあったのです。
「Standby」の3つの特徴
防災情報ウェブマガジン「Standby」の特徴は3つあります。
1.防災の最先端の情報をウェブで発信する
東日本大震災以降、日本全体で防災意識はグッと高まり、各地防災のグッドアイデア、キーパーソンが誕生しています。こういった情報に特化したウェブメディアは、きっと防災対策に繋がっていくでしょう。
greenz.jp(グリーンズ)の編集長YOSHさんとJUNYAmoriさんがアドバイザーに入っているところも注目すべきポイントです。ウェブマガジンのプロたちによる協力なサポートがあるのです。
2.ウェブを起点にしてリアルでも活動する
ウェブマガジンで発信しながら蓄積される情報は、当然のことながらリアルな活動にも活きてきます。「Standby」は防災セミナーや新しい形の防災訓練、企業のBCP(事業継続化計画)策定サポートなどの実施も検討しており、ウェブとリアルを繋げることにも注力していくそうです。
RCFの代表藤沢烈さんが理事として参加しており、新事業の開拓やプラットフォーム作りに磨きがかかっていくことでしょう。
3.強い防災コミュニティづくりを目指す
「Standby」は明確な目標を掲げています。
3年後までに20万人規模の都市で地域住民や企業をつなげ、住民や在勤者を守る75のコミュニティの拠点をつくることに挑戦いたします。
これは9月1日に投稿された「Standby」の発行人、横尾俊成さんの言葉です。横尾さんは港区議会議員にして、NPO法人グリーンバード代表を勤めるコミュニティ開発のスペシャリスト。「Standby」がコミュニティ作りに繋がっていくことが想像できます。
以上、各自のスキルを活かした新しい防災情報マガジンが「Standby」なのです。
もう一つの大切な特徴
もう1点、どうしてもご紹介したいポイントがあります。それは学生メンバーの奮闘です。
先ほど紹介したREADYFOR?に挑戦していたのは現役大学生の緒方康浩(@ogatch)さん。AIESECのインターンとしてRCFの復興支援事業に関わり、greenz.jpインターンとしても活動されてきました。
greenzの記事でも紹介されていましたが、高い問題意識を持って自ら積極的に行動に移していく姿勢には脱帽です。
「Standby」には緒方さんを始めとした多くの学生ライターが参加しています。
ぜひ大学生や高校生達が自ら声を上げて、積極的にアクションを起こしていくようなプラットフォームになって欲しいです。
以上、非常に注目している「Standby」の紹介でした。
@3_wa
街をつなぐ防災情報マガジン Standby | 「Standby」は街をつなぐ防災情報マガジンです!ウェブメディアを通じて、地域の住民・行政・企業をつなげるコミュニティでもあります。