最近、iPhone4Sのバッテリーの減りが早くなり、iPhone5に乗り換えようと何度か悩みました。
ただ、やっぱりiPhone4Sが良いなと思い、踏みとどまっている毎日です。
今回は私の小さな、でも譲れないiPhone4“S”へのこだわりをご紹介します。
“S”の意味とは?
iPhone4SのSの意味をご存知でしょうか?
9to5Macの記事によれば、SはSiriを指しているとのことでしたが、私はずっとスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)のSだと信じてきました。今もそういった意味が少しは含まれているのではないかと信じています。
iPod、iPhoneと世界中を驚かせた商品を開発した中心人物の最後の作品ともいえるiPhone4S。研ぎ澄まされた機能だけではなく、ジョブズとAppleのストーリーに惹かれて購入した人も多々いることでしょう。
私もその一人でしたが、Sにはもっといろんな意味があるのではないかと思いました。そして自分だけの意味づけをしても良いのだと思いました。
私しか知らない“S”さんの話
今から約2年前、東日本大震災で多くの方が亡くなりました。その復興は今もなお続いていますが、同じ年に和歌山でも大きな洪水被害があったことをご存知でしょうか?
50年に1度と言われる豪雨によって、和歌山南端の市町村は大きな被害にあい、大勢の方が亡くなりました。その中の一人が、“S”さんです。
“S”さんは洪水で亡くなった幼い子供であり、家の泥かき作業としていたときに発見した写真に写っていました。笑顔の似合う、素敵な子でした。
ニュースでは名前を見ることはありませんが、私の人生において忘れられない人になりました。
もう一人の偉大な“S”さん
そしてもう一人“S”のつく方で忘れらないのが、元我究館塾長の杉村太郎さんです。『絶対内定』シリーズの著者といった方が分かり易いかも知れません。
杉村さんは私が就職活動をしていた時に大切なヒントをもらった恩人です。いつか必ずお礼を直接お伝えしたいと思っていましたが、43歳という若さで亡くなられてしまいました。
死ぬ気でやれよ、死なないから
就活するうえで、生きていくうえで、アツイコトバを持つことがいかに大切か学び、私の人生は大きく変わりました。そんな学びをくれたのも、やはり“S”さんだったのです。
iPhone4“S”に誓ったこと
話を戻します。私はiPhone4Sを買う時に、3人の“S”さんのことが頭に浮かびました。そして、3人から学んだ「死」のことを思いだしながら買いました。
昨年の記事でも書きましたが、「死」を想像することでだいたいの壁は越えられます。強くなれますし、優しくもなれます。「死」は武器になるのが私の持論です。
ただ、やっぱり「死」は遠いのですぐ忘れてしまいますので、そうならないようにiPhone4Sの“S”に想いを込めました。おかげさまで、ふとした時に思いま出します。
iPhone4Sも使い始めてもう1年。随分と使いこんできましたが、もう少し傍に置いておきたいと思う今日この頃です。
次のiPhoneは5Sでしょうか?もしSがつかなかったとしても、次買うときにも同じ誓いを立てようと思います。
@3_wa