毎日書くことに価値がない・・・かどうかはやっぱり毎日書かなければ分からない。

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The worth of writing 950articles

photo credit: greenasian via photopin cc

久しぶりに心が激しく揺さぶられました。。

[ま]書けども書けども/950記事でブログに惑う @kun_maa – [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

毎日2記事更新を続けている @kun_maaさんの記事。毎日書くことの価値について悩まれている様子がヒシヒシと伝わってきました。

私も1年以上毎日更新しており、合計記事数は700を超えました。そんな中「書くことの価値」についてずっと考えてきましたので、ぜひ記事にしたいと思います。

これまでに2回ほどブログを辞めようと本気で思ったことがありましたので、そこに焦点を当てつつ、「毎日書くことの価値」についての考えをまとめます。

 

1回目の「辞めたい」

私は「教育開発の仕事」というブログを書く宮沢一朗さんに憧れて、「教育開発人のブログ」という名前のブログを始めました。国際協力の仕事に関わる魅力を、多くの人たちに発信していきたいと意気込んでいました。

しかし、社会人1年目に大阪で勤務することになり、私の考え方は大きく変わりました。国際協力の魅力を語ろうにも、関西で出会った高校生たちが途上国のことについて全く知らなかったのです。理由について尋ねてみたところ、こんな答えが返ってきました。

「だって、おもろないやん」

ガッカリしましたが、確かにその通りだと納得しました。

それから、ブログの方向性を大きくシフトしました。国際協力の話は抜きにして、私が「面白い!」と思ったことを積極的に記事にしたのです。iPhone、ライフハック、TED、読書、幅広いジャンルで「面白い!」と思ったことをドンドン記事にしていきました。

ブログの読者はどんどん増えていき、ついに憧れていた月間PVを超えることもできました・・・が、ここで大きな壁にぶつかりました。

「一体、何のためにブログを書いているんだろう?」

月間PVをただ上げることに意味を感じなくなり、方向性の定まらない自分のブログの行く末が不安になり、ブログを辞めようと思いました。

 

2回目の「辞めたい」

ブログの方向性に悩んだ時、初心を思い出すために過去の記事を振り返り、そこで「国際協力の仕事の魅力を発信したい」という原点を思い出しました。

「今ならもっと国際協力や途上国の魅力を発信できるかもしれない」

こう思った私は、今度こそ道を間違えないために戦略を練りました。

まず、自分一人では途上国の魅力を届けることは難しいと考え、複数人によるブログメディアの立ち上げを考えました。そこでテントセンやgreenz.jpといったメディアで途上国関連の面白い記事をバンバン書いていた佐藤慶一くん(@k_sato_oo)に声をかけ、一緒にブログマガジンを立ち上げないか、話を持ちかけました。

すると、彼は2つ返事でOKを出してくれ、夢が一気に形になりました。2か月かけてコンセプトを固め、2013年1月に「トジョウエンジン」というウェブマガジンを立ち上げることに成功。今では10人を超える大切な仲間たちと、毎日3記事途上国の情報を発信しています。

しかし、です。ここで新しい問題が発生しました。

このブログとどう向き合っていけば良いのか、分からなくなったのです。これが2回目の「辞めたい」でした。

 

毎日個人ブログを書き続ける価値とは?

やっと本題ですが、2回目の「辞めたい」衝動以降、個人ブログを毎日書くことの価値を考えました。ブログで伝えたいことは他でしっかり発信できており、それを除いたこのブログに果たして価値はあるのか?

答えは、昔書いた記事の中にありました。

拝啓:これからブログを頑張ろうと思う人へ。まずは三ヶ月毎日書く。話はそれからだ。 | みんなの扉を開くカギ

「自分から逃げない。言い訳をしない。」

これこそがブログを続ける何よりも強い力でした。言い換えるなら、私は「自分」という読者を満足させるために記事を書き続けています。読者としての自分が、私自身をしっかり認めるまではまだまだ書き続けるつもりです。

では、自分以外の読者に対しては何を提供できるのか?

非常に難しい問題です。ブログを書かれている人なら絶対にぶつかる壁でしょう。@kun_maaさんも、「ブログを楽しむ」という個人的な想いと、誰かに何かを提供したいという想いの狭間で揺れている様子がヒシヒシと伝わってきました。

自分の書きたいことを楽しみながら書くのさ、なんて思っているくせに、たくさん読んでもらいたい、いっぱい共感して欲しいって気持ちだけは人並み以上に膨らんでるから始末に負えない。欲望だけの空回り。

だから、書けども書けどもこういう結果に陥って ウワァァァァァァヽ(`Д´)ノァァァァァァン! ってなっているのが現状。

答えは人それぞれ違うと思いますし、自分で出すしかないと思います。

ただ、毎日書くことの価値はきっとあります。

私はこれまで、@kun_maaさんが毎日2記事更新されている様子をRSSリーダー越しに見ながら(PVに貢献できていなくてすいません・・・)、「よし、明日も頑張ろう!」と意気込んできました。

今、このブログと「トジョウエンジン」の合計2記事ずつ書き続けることができるようになったのは、@kun_maaさんを始めとしたブロガーの方々が毎日2記事以上更新する姿を見てきたからです。

振り返ってみると、私が2回ブログを「辞めよう」と思ったときも、毎日ブログを更新する先輩ブロガーから解決のヒントをもらいました。今も多くの気づきや学びをもらっており、そのたびに前に進む元気が出ます。

こんな読者はほんの一部かもしれませんが、もし同じように、私が毎日ブログを書くことで誰か一人でも元気になっているのであれば、それは毎日ブログを書き続ける十分な価値になるのではないでしょうか?

 

今回のカギ

偉そうなまとめ方になりましたが、やはり950記事書いた@kun_maaさんの悩みは分かりません。なぜなら、私はまだ950記事書いていないからです。

■毎日書くことに価値がない・・・かどうかはやっぱり毎日書かなければ分からない

こう心に決めて、まずは950記事に達するまで毎日ブログを書き続けようと思います。今700記事ですので、来年の4月くらいになるでしょうか?

その時には、もう一度この記事を読み直して、「毎日書くことの価値」について記事にしたいと思います。

@kun_maaさん、素敵な記事をありがとうございました。私もそこまでたどり着けるよう、コツコツ続けていこうと思います。

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