楽天が社内英語公用化を宣言してから2年。
社員7000人のTOEIC平均スコアは161点向上し、社内会議の72%を英語化しました。
この楽天の大改革は、果たしてどんな狙いがあったのでしょう?
楽天の英語公用化=野茂のメジャー入り
メジャーリーグで通用するはずがないという考えを打ち壊した野茂英雄投手。楽天は、野茂投手に似ています。
「やってみないとわからない」に挑戦し、世界で通用する一流選手であることを証明する。その第一歩が「英語公用化」だったのです。
全職員が世界級のコミュニケーション能力を持つ会社へ
楽天の目指す英語は、あくまでコミュニケーションの道具です。
細かな文法は重要ではありません。伝えたいことを自信持って伝えられる英語力です。
1000時間+競争+情報共有=英語マスター
そんな英語を身につけるために必要な時間は1000時間。
これは楽天の海外スタッフが3ヶ月で日本語を習得した実績からの見積もりでした。2年あれば十分確保できる時間です。
部署や課ごとに競争させ、良い勉強法は会社全体で共有することで英語能力強化を加速させました。そのノウハウは社内だけでなく、他の会社に対しても積極的に公開しています。
究極の目標=日本の会社を変えること
楽天はどの会社も挑戦したことがなかった英語公用化を超短期間で進め、その成功法を外部に公開しています。
そんな改革をした三木谷社長の最終目標は、日本人全体の競争力を高め、日本をもっと繁栄させること。
それと比べれば、「社内英語公用化」は確かに『たかが英語!』なのでしょう。
@3_wa