【ブログ論】スランプはホームランを打った後にやってくるもの。

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Slump blog
photo credit: joeldinda via photopin cc

高校3年間、硬式野球に打ち込んできた@3_waです。

最初に告白すると、私はホームランが嫌いでした。

もちろんバットの芯でボールを弾き返すのは気持ちが良いものですし、皆からの注目を集めてグランドを一周する気持ちは何とも言えない快感があります。

しかし、ホームランを打った後に必ずと言っても良いほど、スランプがやってきました。これはブログとバズの関係にも通じるところだと思いますので、この機会にご説明を。

 

ソーシャルメディア大拡散の罠

ブログにとってホームランとも言えるバズ。バズとは、SNS上で大量に共有・拡散され、PV数が一時的に跳ね上がる現象です。この「一時的」というところがポイントなのですが、PVが上がった嬉しさで調子が狂ってしまうブロガーがいます。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

彼らはSNSの「ファン」なのであって「あなたのブログ」のファンではない – 情報の海の漂流者
「バズったエントリーは書き手にとって危険」の巻 – Hagex-day info

2つの記事の中で述べられているように、バズは「一時的」な現象であって実力ではないと考えたほうが良いです。しかし、実力だと思いこむのも無理はありません。いくつかカラクリがあるからです。

例えば、はてブのホットエントリーに入ると1週間の人気記事コーナーにも掲載され、記事がバズってから1週間以上一定以上のアクセスがあります。また、その記事が拡散されたことで「一時的な」ファンが増え、次の日からPVが全体的に上がります。一つの山を登りきったような達成感が続きます。

しかし、その先に待っているのは急な下り坂。「一時的」なファンは徐々に離れ、はてブなどからの流入も一気に減ります。「これはマズイ・・・」と思ってSNS受けするような記事を書こうとすると、今度はこれまでずっとブログを読んでくれいた人たちが離れていきます。

仮にSNS受けする記事を連投できたとしても、今度は「色」という鎖に縛られます。ある特定の分野のネタしか書けないようになり、気が付けば言いたいことをブログで書けないようになるのです。

どちらにしても、ブログを書くことが苦しくなってきます。ここまでくると、ブランディングが成功するまで一つの「色」を貫くか、一度バラバラにしてブログのスタンスを見直すしかありません。どちらを選んでも苦しい選択です。

 

スランプから立ち直る方法

高校時代に話を戻すと、ホームランを打った後に調子を狂わせたとき、私は一度バラバラにしてスタンスを見直しました。具体的には、「引っ張る」バッティングから「流す」バッティングへシフトしました。得意だった手法から、あえて苦手だった手法へと切り替えたのです。

そして、実は同じことをブログでもやっています。昨年は「iPhone」と「TED」の2つがSNS上でバズり、自分の武器だと思っていた時期がありました。しかし、途中でブログの調子を崩したため、今は意識的に他のジャンルの記事を増やしています。

スランプから立ち直るのは簡単ではありません。しかし、スランプの克服方法を身に付けると、調子を崩さずにブログを楽しむことができるようになります。

先日、「アクセス数が下がっている状態を楽しんでいる」と書きましたが、こういう考えができるようになったことが、ブロガーとしての山を一つ越えられた証なのではないかと思いました。

ということで、これからもスランプに負けないブログ運営を続けていこうと思います。

 

今回のカギ

最後にブログのスランプを乗り越えるおススメの方法をご紹介します。

■悩んだ時こそ、とにかく毎日書くこと

毎日更新を続けていると、肩の力を抜いてブログが書けるようになります。小さな発見を素直に言葉にできるようになり、ブログを書くこと自体が楽しくなります。

最近ブログの調子が出ないという方々に、ぜひお伝えしたいメッセージでした。

@3_wa

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